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不注意の遍歴

初めて受診した脳ドックの結果が郵送されてきた。
脳、脳血管、頚部血管すべて異常なし。
いまのところ、私の脳は健康であると証明された。


結果が届くまで、神経質な私は余計な心配をしていた。

長年飲み続けている精神科の薬の影響。

たまに起きる偏頭痛、肩の凝り過ぎからきているであろう
後頭部から頚部にかけての痛み等。
その際、安易に鎮痛薬を服用してしまう。


最も気にかけていたのは、不注意による頭の怪我の数々。
これら全部が取越苦労で、ほっとした。



幼児期からの記憶の中で、不注意による軽い怪我や
アクシデントは頭部だけに納まらない。

繰り返す不注意の原因は、私の性質によるものだと思う。

意識の集中と分散が両極端であること。
これは度重なる転職の失敗の一因でもある。

一つの目的または手元に意識が集中すると、
周囲が見えない。

周囲の状況を把握しようとすると、手元や体の動作が
おろそかになる。



中学生の頃、冬を除いて自転車通学していた。
ある日の帰途、向い風が強く顔に当たって痛かった。

仕方なく下を向いて自転車を漕いでいたら、道路の
端に停まっていた軽トラックにぶつかった。

とても動揺したが、怪我はなかった。
自転車が少し変形しただけ。

全然気づかなかった。

私は軽トラックの持ち主に謝り、変形した自転車で
帰宅した。
母と祖母に呆れられ、叱られた。



押入れや物入れの下の段に、上半身を埋めて
探し物や整理をしていた。

終わった後、そのまま上体を起こして中枠に
頭をぶつけたことが何度もある。

頭だけでなく、額や頬を打撲したこともある。



高校生の頃、舞台の緞帳(どんちょう)に頭を
ぶつけて、たんこぶをつくった。



以前住んでいたアパートで、朝のゴミ出しを
急いでいた。

ゴミ出し後に出勤しようとして、共用部分の
隔たりに頭をぶつけた。

気を取り直して出勤した後、持っていたはずの
ユニフォームが無いことに気づいた。

帰宅後、ユニフォームは頭をぶつけた付近に
落ちていた。
どうやら軽い脳しんとうを起こしていたらしい。



私は頭上不注意だけではなく、足元も不注意だ。


スーパーで買い物中、生鮮売り場の保護バーに
向うずねを思いきりぶつけ、大きな内出血ができた。

なかなか内出血の青色が治らず、見られた人ごとに
訳を聞かれ、呆れられた。


さまざまな施設にある段差につまずいたり、足を
ひねりそうになることも多い。


極めつけは慣れているはずの雪道で、いまだに
転んでしまうこと。

防滑靴を履いているのに、何故転ぶのか。
歩き方が悪いとしか思えない。

幸い、大きな怪我をしたことはない。
骨太に生まれたことを、毎冬感謝している。



失敗はまだまだあるけれど、これらの経験から
少しずつ警戒するようになった。

私は歩きスマホどころか、歩きながら音楽を
聴くことも最初から諦めている。




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ジャンル : 心と身体

脳ドックから派生する思考

先日、初めて脳ドックを受診した。
きっかけは職場からの勧めで、領収書等を提出すれば
補助を受けられることになっている。

検査内容や料金が異なる幾つかの医療機関の中から、
自分で選択して予約を入れる。

私は交通の便が良く、補助上限額に納まる病院を選んだ。
一般的な検査内容で十分だと考えた。



私は今年54歳になる。
もはやアラフィフとは言えず、ミドルフィフ(?)になる。
孫がいる知人もいる。
実年齢に精神年齢が追いついていないと、いつも思う。

母方の祖父は、脳腫瘍が原因で亡くなった。
母方の従姉妹は、脳腫瘍の手術を受けた。

そんなこんなで受診を決断したが、実際に受けてみると
「決断する」ほどの大げさなものではなく、30分程度で
終了した。

装置の中で、あおむけに横たわるだけ。
ただし、身動きしてはいけない。


横たわっている間、私は亡き同居犬を思い出していた。
半年以上が経った現在も、鮮やかな記憶
面影をずっとたどっていた。



同居犬の遺骨は自室にある。
母は、人間と動物は一緒に葬ることはできないと言う。
いずれは、動物墓に納めるべきという意見だ。

「私の死後は、遺骨を犬の遺骨と混ぜて原っぱに
まいてほしい。」と妹に頼んだ。

妹は「希望は人それぞれだから、そのようにしてあげる。
ちゃんと書いておいてね。」と言ってくれた。

ブログに綴るのも「書くこと(記録)」になるのかな。



会計を済ませて、帰り際に病院の掲示板を何気なく
見ていた。
認知症に関する情報が掲載されていた。


そうだよね。
脳腫瘍等だけではなくて、認知症にも深く関わってくる。
にわかに老後の不安がわき起こってきた。

しかし「老後」って、具体的にいつからなのか?
いつまで働けるのか。
そしていつまで生きるのか。

誰もわからないから、誰しも不安になる。
この国は、「老後の不安」であふれかえっている。
「老後の不安」をあおる情報も飛び交っている。


賢く生きていきたいと切実に思う一方で、私のような
小心者は「なるようになるさ」という気楽さが必要だと
考える。

同じ時間をびくびく生きるより、のびのび生きたいと
万人が望むはずだから。




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猪のような少年

新年、明けましておめでとうございます。
本年も心のままに綴っていきたいと思います。


年末は予定通り30日に帰省し、1月3日に自宅に戻ってきた。
4日(昨日)は出勤し、今日と明日は土日で休み。
カレンダー通りの日常が始まっている。


仕事を頑張り、年度末の3月には無事契約更新を迎えたい。

このことが一番の願いなのだが、私の心にさざ波を立てているのは
老いていく両親の様子と、師走になって増えてしまった気掛かりだ。

70代後半の両親は、服薬しつつも重大な病気ではない。
ただ、会う度に少しずつ体力が落ちてきていると感じる。
そのペースができるだけ遅くなることを祈るのみ。


師走になって増えてしまった気掛かり。
実は、今回の実家への往復には道連れがいた。

私には二人の甥(妹の子)がいるが、その兄の方だ。
私の運転する車に、上の甥を乗せてのドライブ。
私と甥との唯一の共通点は、同じ干支に生まれたこと。


幼少時からひょうひょうとしたところがある甥。
半月ほど前、彼が高校卒業を待たずに就職したことを
母から聞いて驚いた。

家を出て職場の近くで独り暮らしを始めたという。
住所がたまたま私と近かったので、帰省の際迎えに行った。


「学校という場所に俺は合わない人間だ。」と、彼は言う。
私も似たような気持ちを抱いていたから、共感できない訳ではない。

彼のごく自然な行動が、周囲からはみ出してしまうそうだ。

ところが、彼が事も無げに語る学校生活のエピソードには
驚きを通り越して、よくそんなことを思いつくものだという
感想を持たざるをえなかった。

もし私が先生だったら、お手上げもののやんちゃぶりだ。

保育園児のときに、保育士さんから「手に負えません。」と
言われたことがある彼。
そのまま大きくなってしまったんだね。

妹夫婦が、彼に厳しく接する訳もわかるような気がする。


幸い理解のある方が紹介してくれた職場で、戸惑いつつも
生き生きと働いている様子だった。
技術を身に着けたいと夢を語っていた。


私は彼の母親でも祖母でもない、伯母にすぎないから
見守ることしかできない。

どうかこのまま続きますように。
怪我をしませんように。


「キミの名付け親を守ってください。」
自室にある同居犬の遺影に、今日も話しかけている。




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心身の消化不良

今年もあと数日を残すのみとなった。
本日から年末年始の休暇に入った。

私を悩ませるホットフラッシュは、冬季でも変わらない。
体質化してしまい、諦めるしかないか。
そのくせ、膝から下は冷え性のままだから困る。

更年期を過ぎたら変わるもしれない。
そうなれば私もシニアの仲間入りだな。

どうせなら体だけでなく、心も伴ったシニアに
なりたいものだ。


このところ風邪もひかず元気だと思っていたら、
朝から起き上がれなかった。

昨晩は入浴後、今年の出来事に思いを巡らせながら
眠りについた。

就職が叶ったこと。
同居犬を亡くしたこと。
地元で起きた地震のこと。
その他諸々。

変化の多い年だった。
これらのことをすべて受け入れた(消化した)と思っていた
けれど、しつこい性質なので実際は消化できていなかった。

正月休みで緊張がほどけた途端、疲れがどっと
出てしまったらしい。

やるべきことはあるのだけれど、何もしなかった一日。
本日はこのまま終わりにしよう。
こんな日もあるさ。



折しも外は年末寒波で荒れ模様。
明日は帰省する予定だが、どうするかは天候次第。

正月休みで何もかもリフレッシュしたいというような
欲張りなことは考えず、無理せずに過ごそう。

そして今まで生きてこられたこと、新しい年を迎えられる
ことに素直に感謝したい。

みなさま、よいお年をお迎えください。




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小さな期待

私が20代から30代だった頃、見知らぬ人から
よく道を聞かれた。

自分は「道聞かれ顔(声を掛けやすい風貌)」
なのだと思っていた。

愛想がいいとは言えないまでも、少なくとも
意地悪ではなく善良そうに見えるのだろう。

その後、カーナビやスマホの普及に伴って
道を聞かれることも珍しくなった。



ところが最近、通勤途中でアジア系外国人から
声を掛けられることが重なり、正直驚いている。

「この列車の行先は○○か?」
「次の停車地は△△か?」

仲間(家族)同士では母国語で話していて、
私には簡単な英語で質問してくる。

私はそれに対して、「イエス」とか「○○(単語のみ)」
もしくは頷く程度にしか、リアクションできない。

それでも相手に「サンキュー」と言われると、嬉しくなる。

自分の英会話力の乏しさを反省しつつも、外国人の目にも
「善良そうな日本人」に映っているのかなと不思議な気持ちに
なってしまう。



9月の地震から3ヶ月以上が経過して、北海道観光に
訪れる日本人は元の水準にほぼ戻ったらしいが、
外国人はまだまだらしい。

北海道旅行で楽しい思い出をつくってほしい。
リピーターになってくれたら、もっといいな。


容姿だけ見ていると日本人とよく似ていて、
外国人だと気づかない場合も多い。

地球全体から見れば、近隣に住んでいるアジア系同士。

政治・経済等外交上の問題は多々あるけれど、
プライベートタイムは障壁なしでいきたい。




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