未然に防ぐための方策

先日の就職相談に向かう道すがら、私は以前

キャリアカウンセラーさんから言われた言葉を、

頭の中で反芻していました。


「あなたは人の流れに合わせることが苦手な

だけで、仕事が出来ない訳ではない。」


何だか今回の一連の検査結果を予測された

ような、鋭い指摘でした。


キャリアカウンセラーさんの洞察力には、

改めて驚かされました。



私は決して人間嫌いではありません。

街中や観光地をぶらぶら歩いたり、温泉で

のんびり湯に浸かることが大好きです。


ただ悲しいかな、集団行動と協同作業が

本質的に好きではなくて、適応しづらく

出来ているようです。


自分に任された仕事を、ひたすらこつこつと

仕上げていくのに、達成感を得るタイプです。


リーダー的な立場など、できるだけ避けて

通りたかったのだけれど、職場で年齢を

重ねていけば、おのずとそのような役割を

果たすことを要求されます。


一時は自分を偽り、「やらなければならない。

出来るはずだ。」と強がって、承認欲求に突き

動かされていたこともあったけれど、ストレスは

溜まるばかりでした。





キャリアカウンセラーさんには、臨床心理士さんから

渡された検査結果に、自分で調べた情報を追記した

用紙をそのまま見てもらいました。


私は検査の項目ごとに、口頭で説明を補足しました。

キャリアカウンセラーさんは、一通りうなずきながら

目を通していました。


「検査結果が示すほど、あなたの精神状態は悪化して

いない。むしろ、最初に会った頃の方がひどかった。」

との感想でした。


社交不安障害強迫性障害の症状と、トラウマの影響を

短期的に緩和するのは難しいのではないかという私の

懸念に関しては、「焦らなくても良いのではないか。」と

返答されました。


職場に慣れて仕事を覚える前に、人間関係が悪くなって

解雇されるパターンを防ぐための方策として、次のような

アドバイスをもらいました。


人間関係が悪くなる前に、自分の特性(新しい環境に

適応するのが遅い・仕事の流れを十分に理解してから

でないと、的確にこなせない)を、上司に伝えて理解して

もらうこと。


これができれば、必ずしも障害者枠で働く必要はない

のではないか。


ずっと健常者として働いてきたので、障害者枠で働く

ことに後ろめたさや違和感を抱くのではないか。



確かにその通りなのです。

テンパる前に自分の弱点を理解してもらえると、

無駄な緊張不安を抱くことなく仕事ができる。


職場と仕事に慣れてしまえば、継続するのは

それほど大変ではなくなります。



迷うところではありますが、うまく伝えられるかと

そのような職場を探すことが重要になってきます。



また、「障害者申請をする前に、障害者の就労

相談を受け付けている機関を訪ねて、いろいろと

情報収集をした方が良いのではないか。」とも

言われました。



本音では障害者申請をして適応促進のために、

就労移行支援所に通って訓練を受けることには、

ためらいがあります。


ためらいの原因は、「大きなわだかまり」が

心の中にあるからです。


この「大きなわだかまり」が、クリニックの転院と

キャリアカウンセラーさんとの出会いをもたらした

のでした。


「大きなわだかまり」の詳細は、次回の記事で

綴りたいと思います。










スポンサーサイト

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

当りもあり、はずれもあり

自身が、ASD+SAD+OCD+うつ状態の複合体であると

思っていた私は、本年2月に正式な心理検査を受けました。



定期的に就職相談に通っているキャリアカウンセラーさんと、

友人からは「大きな社会的不適応はないと思う。」と予想され

ました。


自身の精神症状について別の友人に話したことがあり、

「そんなことないよ。気にしすぎだよ。」と言われたことも

ありました。



これらの予想は当りでもあり、はずれでもあります。



知能検査の結果、発達障害が疑われる程度の凸凹

ありましたが、他の検査結果と合わせて考えてみた

ところ、発達障害には該当しませんでした。


この点では「大きな社会的不適応」はありませんでした。



私自身は聴覚処理の遅さを自覚していたのですが、

知能検査の「作動記憶」の結果は良好でした。


個性と言える範囲の遅さだったのか、集中力の問題か、

苦手という単なる思い込みだったのかは、定かでは

ありません。




しかし、私の社会的適応性にまったく問題がなかった

訳ではありません。


微小凸凹である「処理速度の低さ」と、対人面における

著しい緊張不安・うつ症状・トラウマの強さが、適応を

阻害していました。


この点において、予想ははずれています。



長期間勤めた企業においても、人事異動後に

新しい仕事を覚えてこなせるようになるまで、

人一倍時間がかかり、周囲を困らせました。


しかし仕事を覚えてしまえば、その応用は

スムーズにできてミスも少なかったのです。

それで信用を得ることが出来ました。




転職に続けて失敗したのは、個々の場合に

より違いはありますが、ほぼ同じパターンを

繰り返したからです。



※ 転職先

・職務経歴書によると、事務のベテランだと思われる。

・社会人として、それなりの対応は出来るだろう。

・資格もあり、即戦力になりそうだ。



※ 私自身

・早く職場と仕事に慣れなければならないと焦る。

・自分の仕事に集中すると、周囲の状況がわからない。

・周囲の状況に気を取られると、仕事に集中できない。

・もともと仕事が遅いのに、ミスを怖れてより遅くなる。



そして周囲の人々が少しでも不機嫌な様子を見せると、

余計にピリピリして萎縮してしまう。



※ 転職先

→ なんでこんなに要領が悪いんだ。

→ 職歴や資格を詐称しているのか。

→ これでは使い物にならない。


というように、いつも職場と仕事に慣れるまでに

見限られてしまうのでした。



現代は、コミュニケーション力とスピードが

何より重視される社会です。


私のように「納得しないと動けない人間」は、

まどろっこしい存在なのです。


その意味で、私は大きな不適応を抱えて

います。


障害者枠での就労を検討していますが、この

弱点についてどのように捉えられるのかで、

進行方向が違ってくると考えています。










テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

微小凸凹でも・・・

昨年2月にブログを始めてから、これまでずっと

自閉症スペクトラム」をテーマに投稿してきました。


本年2月に自分の社会的適応性を把握するために、

知能検査を含む一連の心理検査を受けた結果、

厳密には「発達障害」に該当しないことが判明しました。


この事実から、これまで通り「自閉症スペクトラム」を

テーマに投稿を続けて良いものかという疑問が浮上

しました。



実際に発達障害と診断されている方々に対して、

申し訳ない・後ろめたい・おこがましいという気持ちが

沸き起こってきました。



主治医には当初から、発達障害の傾向は認められる

ものの、顕著ではないので障害者レベルではないと

言われていました。


この度、正式に知能検査をして「処理速度」だけに大きな

凹みがあったものの、他の検査では対人対応能力に特に

問題はありませんでした。


「処理速度の低さ」については、主治医は生来のものとの

判断でしたが、臨床心理士さんはうつ症状による影響も

あり得るとの見解でした。



いずれにしろグレーゾーンなのですが、自分で予想して

いたより凸凹はずっと小さいものでした。


しかし微小凸凹である「処理速度の低さ」に、幼少期から

悩まされてきた状況は確かで、私の自己肯定感の低さの

原因はすべてここから始まっていると言っても過言では

ありません。



最近になって、「重ね着症候群」という言葉を知りました。


子どもの頃に気づかれなかった軽度の発達障害を持つ

人に、成人してからうつ病等の症状が複数出現すること

があるらしいのです。


正確に言えば、私はこの「重ね着症候群」にも該当しない

のですが、社交不安障害強迫性障害うつ状態には

悩まされています。



このブログでは、これまでの人生における記憶や心情を

思いのままに綴ってきました。

これからも、そのスタンスには変わりがありません。



自閉症」という言葉を初めて知ったのは小学5年の

時で、強烈なエピソードとして記憶に残っています。
   ↓
「自閉症」とは


幼少期から、常に「どこかずれている感」を抱えて

生きてきました。

生来、内向的で神経質なところがありました。

そしてこれからも抱えて生きていくことでしょう。



誰もが、程度の差があるにせよ「定型発達」との境目が

明確ではない「自閉症スペクトラム」を抱えているのだと

したら、私はこれまで通り「自閉症スペクトラム」のテーマで、

ブログを続けていきたいとの結論に達しました。










テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

現状のままでは難しい

一念発起して、「社会的適応性を知る」一連の

検査を受けたことは、大きな収穫となりました。


真の自分を知ることにより、今年こそはきっと

地に足が届く程度には、落ち着ける希望が

わいてきました。



主治医から「うつ病での障害者認定」についての

話を聞いて、とりあえず回答を保留しました。


想定外だったので、即断即決は無理でした。

気持ちを整理する時間と、情報収集が必要だと

思ったからです。


主治医からは「ゆっくり考えていいですよ。」と

猶予をもらいました。



3月に一時的に増えた薬は、「気分安定薬」

でした。

眠気が強くなって服用を中断したら、元に

戻りました。


結局、服薬はこれまで通りの「抗うつ薬」と

「抗不安薬」だけになり、ほっとしています。

まだ、薬から卒業できる日は遠いようです。



一連の検査から判明したことは、現状のまま

もし就職できても、適応は難しいという事実

でした。



対人不安緊張が著しく、情緒不安定なので

新しい職場や仕事に慣れるには、とてつもなく

時間がかかるでしょう。


人との接触が少なく、スピードを要求されない

仕事なら、適応しやすいかもしれません。


しかし在宅ワークを除いて外部で働く場合、

そのような職種が見つけられるでしょうか。



私はキャリアカウンセラーさんのもとへ、

検査結果の報告と相談に行くことにしました。










テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

思いがけない提案

「社会的適応性を知る検査」の結果について、

種類ごとに検証してきました。



臨床心理士さんは、総括として次のようなことを

挙げていました。

● 抑うつ・劣等感の強さと対人不信

● 人間関係における不安緊張が高い

● 論理的・内省的で考えすぎる傾向


私の本質を見抜いています。
さすがです。


そして「苦手なところだけにとらわれず、

もっと自信を持っても大丈夫です。」という

ような意味合いの言葉をかけてくれました。



主治医の診察の際に、「もし発達障害と診断

された場合は、障害者手帳を申請して、障害者

枠での就労も選択肢に入れていました。」と

伝えました。


すると主治医から、障害者枠で就労するので

あれば「うつ病」での診断書作成が可能で、

おそらく障害3級として認められるだろうとの

見解が示されました。


私は想定外の提案に驚いてしまいました。

自分のうつ状態が、障害と認められるほど

深刻なものだとの実感がなかったからです。





長期間勤めた企業を退職する際には、違う

クリニックに通っていました。


前の主治医が、私の退職理由には精神的に

やむをえない事情があるとの証明書を発行

してくれたので、3ヶ月待機することなく直ぐに

失業給付を受給できたのでした。


しかし、あくまでも「うつ状態」であって「うつ病」

とは認められないので、失業給付の期間延長を

申請することはありませんでした。





あれから5年の月日が経って、私の精神状態は

悪化したのでしょうか。


幼少期から情緒不安定な傾向がありましたが、

うつ病から復職できました。


再就職に向けての資格取得のための勉強も、

就活も続けてきました。


転職での挫折経験を、ある程度は乗り越えた

つもりだったけれど、まだまだ引きずっている

ようです。



これからどうしよう。

考えすぎないように、ほどほどに考えます。










テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

記事から探す
気になる語句を入力して「検索」をクリックしてください
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログについて
参加してます
お知らせ