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それぞれの人生

朝晩と日中との気温差が広がってきた。
日ごとに秋が深まっている。


敬老の日、学生時代の友人に会ってきた。
私がハローワークの求職者支援訓練を受ける前に
会って以来、実に6年振りの再会だった。

連絡を取ったのは私の方からだった。
出不精の私には珍しいことだ。

でも「生活が落ち着いたら会いたい。」という思いが、
心の片隅にくすぶっていた。


約束したのは地震の前だった。
地震の影響で私の心は不安定になったが、約束は
守らなければならない。
別の街に住む彼女の元へ車を走らせた。

思い切って大正解だった。
とても楽しい時間を共有できた。
元気をもらった。


おおらかで人の悪口を絶対言わない反面、
観察眼が鋭いところは昔と変わらない。

おひとりさまが共通点だけれど、彼女の両親が
亡くなってから10年以上が過ぎている。

当時の彼女の心情を、私はどれだけ推察できて
いたのだろうか。

―親が亡くなるということ―
両親の老化を強く意識し始めた近年になって、
事の重大さを思い知る。

「親の介護の問題とは無縁だから。」と彼女は
言うけれど、時間の差こそあれ辛さは同じだと
思う。


正社員をドロップアウトしてから5年10ヶ月間の
流浪の末、若い時分に志した図書館司書として
働いていると報告すると、とても喜んでくれた。

前回は同居犬を連れていた。
同居犬の最期の様子を話すと、「きっと天国で
待っていると思うよ。」と慰めてくれた。

仕事、健康、老後のこと等、いろいろな話を
するうちに時間は瞬く間に過ぎていった。


会えて良かった。
短い期間だけ一緒に過ごして、それぞれの道を
歩んでいく。

人生は思い通りにいかないことの方が多いけれど、
想いを語り合う時間を共有できる人がいることは、
ありがたく幸せなのだと強く感じた。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

幻の不安に怯える

北海道を襲った地震から一週間以上が過ぎた。

被害の詳細が明らかになるにつれて、私の心に住む
鬼(強迫性障害)が出てきて、不安を煽り立てる。

かつて私はこの鬼を追い出そうと懸命になっていた
のだが、そうすればするほど鬼の勢いが強くなった。

私は追い出すのを諦めて、「住んでいてもいいけれど
なるべくおとなしくしていてね。」と共存の道を選んだ。

居住権を与えられた鬼は心の片隅にじっとしていて、
ときどき存在感を示すように現れるが、以前ほど
悪さをしなくなっていた。


しかし地震の影響の深刻さに刺激されて、また
暴れるようになった。

被災したと言っても、私は停電のみで済んだ。
電気も復旧した。

生産や物流の関係で、食料品や日用品の一部が
手に入らない状況にはあるが、それも一時的なもので
改善に向かっている。


では何故、強迫性障害が酷くなったのか。
私は自分の防災意識を高めようと思った。
防災用品を揃え、防災の心得を身に着けようとした。

ふと、妙な考えが頭をかすめた。
災害は自宅にいるときだけに起こるとは限らない。
時と場所を選ばない。

公共交通機関や職場、街の中、車の運転中・・・。
今回は初秋だったが、真夏や真冬に起こるかもしれない。
そうなると熱中症や凍死の危険もある。

自分が行く先々へ防災用品を持って行くのは現実的に
無理だし、いざという時に適切・迅速に行動できるか
心もとない。

それが直面してもいない「幻の不安」となり、私を
強迫観念や強迫行為に駆り立てる。

些細なことを何度も確かめる。
気になりだしたら止まらない。

「幻の不安」という妄想によって、自分で自分の首を
締めている。
また悪い癖が出てしまった。

本当はわかっているのだ。
生きている以上、すべてのリスクが無くなるはずがないことを。

小心者は、つい「びくびくの種」を拾ってしまう。
その種を育てたところで、意味などないのに。


ここまで綴ってきて、少し気持ちが落ち着いてきた。
心の声を言葉にすると、客観的になれる気がする。

鬼はそのうちおとなしくなるだろう。
思い込みが激しいだけに、そう自分に暗示をかけて
乗り切っていきたい。




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停電逃亡

今更明らかにするのも変ですが、私は北海道民です。
今回の地震で被災しましたが、停電だけで済みました。

亡くなられた方には深くお悔やみ申し上げます。
負傷された方、困難な状況にある方には心より
お見舞い申し上げます。



6日未明、激しい揺れに跳び起きたけれど
なす術がないまま朝を迎えた。

地震直後から停電していたので、スマホだけが
頼りの心細さが身に染みた。

実家に電話したが、誰も出ない。
妹に電話してお互いの無事を確認した。

まもなく職場から「6日と7日は、無理に出勤しなくても
よい。」との連絡が入った。


スマホで情報を確認していた。
私の失敗は、前夜スマホのバッテリー残量が気に
なっていたのに、充電を忘れてしまったことだ。
残量の少なさに、不安が増していく。

公共交通機関も信号も麻痺しているようなので
出勤を諦め、電気が復旧するのをひたすら待つ。

ガスと水道は大丈夫だったから、調理・手洗い・
トイレの心配はなかった。


停電により、電気のありがたさをつくづく思い知る。
入浴も洗たくも炊飯すらできない。
冷蔵庫の中身が腐らないうちに、食べきらなければ
ならない。


変化がないまま夕方になった。
スマホの残量がひっ迫してきたので、電源を切る。

薬を飲むために何とか食事をし、18時頃には辺りが
暗くなってきた。
横になって、眠くなるのを待つしかなかった。


7日朝になっても、停電は解消しない。
スマホの電源を入れると、実家から伝言が入っていた。

近所の電話ボックスから実家に連絡する。
実家と妹の家は、電力供給が始まっていた。

「もう耐えられないから、帰る!」と伝えて、
部屋に戻って荷物をまとめる。


私が幸運に思ったことは2つ。
地震の前々日、ガソリンを満タンに給油しておいた。
地震の前日、仕事帰りにメンタルクリニックに寄って
診察を受け、薬を切らさずに済んだ。

ガソリンスタンドに並ぶ車列に加わることなく、
精神的に混乱することなく実家への道路をひた走る。

信号機が稼働していない交差点が多数あった。
細心の注意を払って、通過するしかない。
道を譲りあうことも大切だ。


実家に辿り着いて、緊張がどっと緩む。
ずうずうしい娘は、洗濯機を使わせてもらう。

テレビで惨状を目にする。
悲しい。辛い。心が痛い。



実家に二泊して、先程帰宅した。
電気は復旧していた。
混乱は収束に向かっているけれど、人の心の
傷は深い。

北海道が立ち直るために、自分に何ができるか
考えよう。
今はこれしか頭に浮かばない。




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浅い夢の間に

先日、受けなければいけないけれど戦々恐々としていた
大腸内視鏡検査にチャレンジしてきた。

7年前、鎮静剤なしで初めてこの検査を受けた。
痛みと異物感と悪心とで、苦手意識を拭えずにいた。

今回の検査では、鎮静剤を使用してくれる病院を
選んだ。


結果はどうだったかというと・・・。
前回とは比べようもないくらい楽だった。
事前の説明通り、ウトウトしている間に終わっていた。
何か夢を見ていたような気がするが思い出せない。

苦手意識はどこへやら。
幸いポリープ等もなく、「異常なし」で大満足。
検査後、鎮静薬の作用が消えるまで横になって
休んでいた。



私は病院嫌いではないが臆病な人間で、
50歳を過ぎた現在でも採血検査の際に
自分の腕を直視できない。

採血の際に具合が悪くなったことはないが、
身体から失われていくと想像するだけで
気が気でなくなる。
絶対横を向くようにしている。


だからと言って、「献血」を拒否している訳ではない。
若い時分、献血しようとして比重不足で断られた。
それ以来、たまたま献血の機会がなかっただけだ。

最近はずっと悩まされてきた貧血とも縁が切れたので、
一度くらいは挑戦してみようかと思っている。
腕さえ見なければ何とかなるから。



おそらく胃カメラは毎年、大腸内視鏡検査はあと数回は
受けざるをえなくなるだろう。

今回の胃カメラは経鼻だったが、体質に合わなかった。
次回は鎮静剤使用で経口で検査したい。

両方とも準備段階で飲食を制限されるのは少々面倒だが、
鎮静剤を使う方法でハードルは低くなった。
何事も経験なのだなあ。


そして、今日からピロリ菌除菌薬を飲み始めた。
一週間欠かさず服用しなければ、除菌は失敗する。

副作用でお腹が緩くなったり、じんましんが出ることも
あるそうだ。
どんな薬にも副作用は付き物だから、あまり深刻に
考えずに一回で除菌を成功させたい。



それにしても年齢を重ねる度に、「生老病死」の
拡散量が無意識の中で増えていく。

果たして、私は晩成(遅く出来上がる)できるのだろうか。




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もう一つの関門

7月下旬から断続的に消化器系の病院に
通っている。
健診の結果、胃と大腸に要再検査との
指摘を受けたからだ。


呼気検査で、ピロリ菌の存在が確定した。
基準値の7倍を超える数値に唖然とする。

胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍のリスクを
抑えるために、除菌しなければならない。


若年者が除菌した場合は、高い確率で
リスクがなくなるらしい。

しかし中高年の私は、除菌してもリスクは
なくならない。


ピロリ菌には幼少期に感染するそうだ。
長い年月、ピロリ菌が住んでいた胃は
除菌しても影響が残ってしまう。

私の場合、胃の半分程度に萎縮性胃炎が
認められるという。

げんなりしたが、胃がんでなかっただけでも
良かったと思うことにしよう。




ピロリ菌を除菌する前に、大腸内視鏡検査を
受けなければならない。


私は当初、この検査を回避したいがために
簡易検査を再度受けて、「異常なし」だったら
受けないつもりでいた。

そして簡易検査の結果、「異常なし」だった。
ほっとしていたら、担当の先生から強く説得
されてしまった。

「簡易検査は精密検査ではない。それに
精度が低く、病気を見逃す可能性がある。」


このままでは、健診機関に返送する「再検査、
受けました。」の書類を書いてもらえそうに
ないので、しぶしぶ受けることにした。

前回の検査の記憶を想起すると、不安
いっぱいだったが、手順の説明を聞くうちに
幾分落ち着いてきた。

年々、患者の負担が少なくなるよう進化して
いるそうだ。

そうだった。
大腸内視鏡検査で鎮静剤を使用してくれる
から、この病院を選んだのだ。

「ウトウトしている間に終わりますよ。」の
言葉に期待して、来週検査を受ける。

小心者なので検査当日まで緊張は続きそう
だが、「きっと大丈夫。」と自己暗示をかけて
乗り切りたい。




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