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進学

それまでの学校生活で望んでも得ることができなかった

充実感に満ちた高校生活も終盤に近づき、

卒業後の進路を決めなければならない時期に

差し掛かってきた。


実家が経済的に決して裕福ではないことは

解っていたし、弟と妹がいるからまだまだ

教育費がかかる。四年制大学への進学は

最初から選択肢にはなかった。

   両親ともに40代前半の働き盛りだったので

   家業(農業)の手伝いをするのも、どこか

   中途半端な気がした。

   たとえ私が希望したとしても、

   持久力なしで腰痛持ちの娘に

   両親は期待しなかっただろう。

   かといって、小さな田舎町には

   これといった就職口もなかった。



父は、就職に有利な商業系の

専門学校への進学を勧めた。

母は、保健師の資格が取得できる

専門学校への進学を勧めた。

肝心の私は、どちらにも興味がなかった。

人と接する仕事が自分に向いているとは

到底思えなかった。

それまでの人生で、他者と比べて自分は

うまくできないことが多すぎると感じていた私は

自己肯定感が低く、ネガティブ思考がしみついていた。

そんなとき高校1年時の担任の先生が、

「図書館司書」に向いているのではないかと言ってくれた。

私は、大好きな本に関わる仕事ならやってみたいと思った。

両親に、図書館司書資格が取得できる短大への進学を

願い出た。

両親はあまり気乗りしないようだったが賛成してくれた。

私は、実家を離れて都市部の短大へ進学することとなった。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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