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負のトライアングル

 今思うと、100%自分に非があると認識できるのに、

当時は「不当な扱いを受けた」と被害者的に感じていた

経験がある。

恥の多い人生の中でも、「大恥」に分類できる出来事だ。


    経理課で一番年長になった私は、自分が誰よりも仕事が

    できると思い込んでいた。そして、難しい仕事は私が当然

    担当するべきであるというこだわりがあった。また、仕事を

    進めるという共同作業(集団生活)においては排除すべき、

    枝葉末節に目が行き、全体が見えていないという欠点に

    気づいていなかった。


つまり、「負のトライアングル」に嵌まっていた。

▲ 仕事ができるという思い込み

▲ 難しい仕事は自分が担当するべきというこだわり

▲ 共同作業の意義を無視していた(木を見て森を見ず)



 勤めていた会社では、休日にも若干の売上があった。

当番制で出勤して手分けして営業に回り、急な要件にも

対応していた。

休日分の売上処理は、私が担当していた。普段の日

より仕事量が増える訳だから、当然時間がかかってしまう。

私は仕事の正確さは評価されていたが、速さはいまいちだった。

共同作業で処理を進めるからには、私が遅れてしまった分は

一日の作業時間が後にずれこんでしまう。

つまり時間のロスが出ることになる。

 ある時、事務長氏が休日分の売上については皆に割り振る

ことにしたと宣言した。私は「納得できません。」と抗議した。

その仕事に対しては自分が一番よく理解しているという自負が

あった。というより、自分の仕事を取り上げられることが嫌だった。

事務長氏は、「自分が誰よりも多くの仕事をしているというおかしな

誇りは捨てるべきだ。全体の進行具合を考えろ。」と言った。

私の抗議はあえなく却下された。私は悔しさのあまり

パニック状態になり、一時的に仕事に身が入らなくなった。

事務長氏は、私が目を背けていた潜在意識を言い当てたのだ。

自己肯定感が低い私は、人より多くの仕事をこなすことで

「優越感を持つこと=自信を高めること」に繋げていたのだ。

自己中心的で、周囲に対する気配りに欠けていた。

恥ずかしい恥ずかしい“若気の過ち”である。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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