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配属その3

 経理課に6年ほど在籍した後、総務課に異動することとなった。

総務課には、19年近く(45歳まで)在籍していた。

最後の5年くらいは経理課と総務課が統合されて、

「総務部」になったが、仕事内容の大きな変化はなかった。


 私に異動を命じた上司は、この異動が私にとってプラスになる

という意味で、次のように言った。

「(この会社を辞めて)再就職先を探すときが来たら、総務に

在籍していたという実績は、君にとって必ず有利に働くはずだ。」

この予言は、間違いなく当たっていた。

再就職活動を始めて、職務経歴書に詳しい担当業務を記載すると

年齢を気にせず即戦力を期待する企業の場合は、書類選考を通過

できることが多かった。


 異動した当時、総務課の仕事範囲は限られたものだった。

買掛管理、労務管理、社会保険手続等。

人員は担当役員と、上司と、私の3人だけだった。

上司も総務を担当するようになってから日が浅かった。

それまでは担当役員が、後輩の一人に雑務を手伝わせ

ながら、殆ど一人で処理していた。

言うなれば、出来たての部署だった。その後、少しずつ

担当業務が増えていき、それに伴って増員された。


 総務課は「縁の下の力持ち」とか「全社員の下僕」の

ような感覚だった。以外にも私はこの仕事が好きだった。

理由は単純で、総務事務に興味があったからだ。

後に営業事務も経験したが、一番やりがいを感じたのは

総務事務だった。私の会社生活は充実していた。

少なくとも、後にうつ病を発症するまでは。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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