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破壊活動

 小さな怪獣(ロングコートチワワ・雄)くんは、
 
生後2ヶ月で私と同居することになった。

彼は新しい環境に慣れてくると、少しずつ好奇心が

芽生えたらしく、ちょこちょこ動き回るようになった。


しばらくして乳歯が永久歯に生え変わる頃、口の

中がむずむずするらしく、次々と破壊活動を始めた。

具体的には、木製の家具をかじる。床板をかじる。

壁紙や、壁紙と床との境目の部分をかじる等。


その多くが、私が眠っている間に行われていた。

朝起きて、ぎょっとすること数知れず・・・。

私はこのような犬の生態を知らなかった。


彼は、布張りのソファを穴掘りの対象にしている。

おかげで、ソファは糸が伸びて中身が見えるほど

ぼろぼろ状態になってしまった。


そして仕方がないことだが、彼がぶるぶるっと

身震いする度に、体毛が数本抜けてしまう。


私は、強迫的に片付けて掃除する人間だった。

これは強迫性障害の影響によるところが大きい。

この習慣を貫こうとすると、ずっと彼の後を追いかけ

続けなければならなくなる。

体力的にそんなことは無理だった。


いつしか私は、この状況があまり気にならなく

なっていた。これは一つの曝露(ばくろ)療法だった。

曝露療法とは、簡単に言えば自分が不安や心配を

感じる状況にあえて身を置くことで、徐々にその不安

や心配を軽減していくというような方法である。


かくして私の強迫症状は軽くなったというか、

犬の毛ぐらいでは病気にならないと思うことが

出来た。


また、彼に振り回され続けたので、休職中に

増えた体重はその年の暮れにはすっかり

元に戻り、ダイエットに成功していた。

めでたし、めでたし 




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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