FC2ブログ

不審

新しい職場になかなか馴染めずにいることに
焦りを感じながらも、私は懸命の努力を続けた。

担当する業務は大変だけれども一通りこなせる
ようになれば、きっと大きな達成感を得られると
信じていた。




私は、職場の人間関係にかなり失望していた。

100%問題がない職場など存在しないと、理屈
では分かっていたつもりだ。

一方で、社会福祉法人の関係者はある程度の
人格者に違いないとの勝手な思い込みがあった。



始業前の職場では各部署の職員が集まって、
予定等を確認するミーティングが開かれていた。

ある朝、ミーティング前のわずかな時間に男性職員が
私に話しかけてきた。

その内容は、私の前の職場(長年勤めた企業)に
関することだった。


私は驚いて、何故前の職場名を知っているのか尋ねた。

男性職員は「うわさで聞いたんですよ。」と言葉を濁した。

私の前職については、面接をした上司3人しか知らない
はずだ。

誰が話したのだろう。気になって仕方がなかった。



そのうち、他の新卒職員を含めた歓迎会が催された。

例によって私は宴会が苦手だったから、なるべく
目立たないようにやり過ごそうとしていた。

思い切って2人の上司に、私の前職を誰かに
話したかどうか聞いてみた。
2人とも否定した。

私は残る1人の上司だと確信した。
その上司は最年長で、法人が入る建物の
オーナーでもあった。

私は、このオーナー氏も苦手だった。

何かと言えば自分の人生観を押し付け、
馴れ馴れしく決めつけて説教をする。

私には一言も話す余地を与えず、「わかりました。」と
いうまで解放されることはなかった。



そしてしばらく経つうちに、上司間でも上司と部下の間でも、
職員同士でもややもすれば険しい雰囲気が流れることに
気が付いた。

私の精神は徐々に疲労していった。




スポンサーサイト



テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

記事から探す
気になる語句を入力して「検索」をクリックしてください
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログについて
参加してます
最新コメント
最新トラックバック
ありがとうございます