FC2ブログ

受診

3年前の7月、私は発達障害の診断ができるクリニックを

受診した。

このクリニックには、現在も通い続けている。


それまで通っていたクリニックの紹介状と、ハローワークでの

「心の相談」の際にも使用した、履歴・病歴・性格等を箇条書きに

した紙を持参した。


私は退職に至った経緯と、幼少時から周囲との「違和感」

ずっと抱えて生きてきたけれども、はたして自分は発達障害

に該当するのか否か、確認したい旨を告げた。


この疑問を解決しない限り、今後どのように生きていったら

良いのか、考えることができないと伝えた。


医師は私の話を聞いた後、持参した紹介状と紙に目を通し、

おもむろに口を開いた。

・「社交不安障害」の所見があります。

・中心的な症状は、強迫性障害が主なうつ状態です。

発達障害の傾向は見受けられるけれども、障碍者
 に該当するほど顕著ではないので、精密検査は
 不要です。



精密検査が不要といわれた理由は、

発達障害と診断できる人は、その話しぶりやしぐさに

独特の雰囲気がにじみ出ているので、すぐ気が付きます。

あなたにはそれが現れていないし、長期間一般の企業に

勤めて社会生活を普通に営んできた事実から見ると、

日常生活上の困難はないと思われます。」

とのことだった。


私はひとまず安心した。

これで一般の求職者として、また就職活動を再開できる。




当時、私は自閉症スペクトラムという概念を知らなかった。

傾向が弱いものから強いものまで、さまざまな状態が混在して

境目があいまいで連続しているということ。


私はどうも、できる・できないの振り幅が大きいようだ。

社会的なコミュニケーションが苦手で、こだわりが強い。

障碍者レベルではないが、かなり黒に近いグレーだと思う。


一つの企業での勤務が長かったから、この業務はこの

やり方でといった「こだわり」が、無意識に身についていて

新しい職場でのやり方に、なかなか馴染めない。


そして主に自分の聴覚と、聴覚による情報処理のインプット・

アウトプットの仕方が、周囲とかなり違っていることを疑った

こともなかった。


この「コミュニケーション」と「こだわり」と「聴覚処理」

の3つが、その後の不適応に拍車をかけていたと

やっと気づいたのは、失敗を重ね続けた約2年後

のことだった。




スポンサーサイト



テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

記事から探す
気になる語句を入力して「検索」をクリックしてください
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログについて
参加してます
最新コメント
最新トラックバック
ありがとうございます