引きずったまま3月は去る

昨日は、キャリアカウンセラーさんのもとへ

就職相談に行きました。


折しも、外は雨がそぼ降る空模様。

人々の服装は春のコート姿だったり、真冬の

防寒系だったりと、ばらばらでした。


超寒がりの私は、がっちり真冬姿でした。

私の衣生活の定義では、3月は冬に属します。


こんな悪天候でも、おしゃれな人はそれなりに

おしゃれです。


全身トータルで隙間なくコーディネートされていて、

自分を演出する才能があるのだなと、しばし感心

して見ていました。




前回相談に訪れたのは、2月下旬でした。

社会的適応性を知るための最終検査(知能検査)を

受けた帰りでした。


全5種類の検査のうち、他の4種類は自宅で記入済み

だったので、クリニックに提出するだけで終わりました。


知能検査だけは予約制で、臨床心理士さんの問いかけ

に答える形で2時間くらいかけて受けました。


臨床心理士さんとは初対面だったので、検査を受ける

ことになった簡単な経緯を確認する話を、冒頭でしました。


私はこれまでの「ずれている感」「困り感」「挫折感」等を

出来るだけ伝えたくて、「話は前後しますが」という言葉を

何度も繰り返しながら、いつになく多弁になっていました。


臨床心理士さんは、とめどなく話し続けそうな私をさえぎり、

「時間が無くなりますから、この辺で切り上げましょう。」

いたって冷静に告げたのでした。


さまざまな手法の検査を受けた後、脳をフル回転させたので

私はとても疲労してしまいました。

その足で、就職相談に向かったのでした。


キャリアカウンセラーさんに「何だかとても元気がないね。」と

言われて、「少し前に知能検査を受けて脳が疲労しています。」

答えたら、「なるほどね。」とうなずかれました。

検査結果が出たら伝える約束をしました。





それから約1ヶ月が経過した昨日、まだ結果が出て

いない旨を報告しました。


キャリアカウンセラーさんとは、何も変化がなくても

月に一度は現状報告を兼ねて相談に訪れる約束を

しています。


あまり人と接する生活をしていないので、私はとても

おしゃべりになります。

キャリアカウンセラーさんからは、さりげないアドバイス

をいただいています。


検査結果が出て、苦手な分野が判明したら、それを

なるべく避けるような職種を探そうということになりました。





キャリアカウンセラーさんのもとを辞した後、その足で

クリニックへと向かいました。


前回の診察で薬が追加されたので、通院サイクルが

早まったのです。


本音を言えば、前回は社会的適応性の検査結果が

気になっているのと同時に、ほかの不安も高まって

いただけだと思うのです。


最近は眠気も強く、新しい薬を止めてほしいと願って

いました。


主治医に訴えると、「眠気の原因が薬かどうか確認

するために、一旦薬を止めましょう。」ということに

なりました。


次回の通院は2週間後になりました。

それまでに一連の検査結果が出ていますようにと

願いつつ、クリニックを後にしました。




降り続いた雨は夜半に雪に変わったようで、

朝起きると路面に雪が積もっていました。











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自己満足な妄想

私はときどき現実的ではない妄想を抱きます。

それらは大抵の場合、自己満足に過ぎません。


先日もふとしたことから妄想が膨らみました。


人生のヒントとして「ことわざ」を調べてみたい。


日本だけではなく、アジアやヨーロッパ、中東、

北米・南米、アフリカ、オセアニアなど世界中の

ことわざを調べてみたら面白いかもしれない。


同じ地域でも、民族や宗教によって違いがある

かもしれない。


それらは歴史によって影響を受けていると思う。

それでは歴史上の人物の格言も参考にしてみたい。


おそらく多数のことわざや格言が存在するので、

時代ごとや宗教や人生観、自然や動物が登場する

ものなどカテゴリごとに分けてみると理解しやすい

かなと考える。


カテゴリごとに分けてみると、その地域や民族に

よって比較すると面白いかもしれない。


そうなると、人生のヒントにしようという最初の

目的から大きく逸れて、横道の作業に夢中に

なって時間がとてもかかってしまうだろう。


ここまで妄想してみて、「実現不可能かも?」

という疑問がはたと思い浮かんで、結局は

取り掛からずに終わってしまいます。



それでもいいのです。

たとえ自己満足な妄想でも、何か興味が持てる

対象があるということは、生きていくエネルギー

がまだあるという証拠だから。


妄想通りのスケールではやらないけれど、最少

単位で行動に移すくらいはできそうだなと感じる

だけで、少し楽しくなります。


しかし悲しいかな、自己満足な妄想をたくましく

しても、ご飯が食べていける訳ではないのです。











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スマートに食べられない

長らく生きてきましたが、私はナイフとフォークを

未だにうまく使えません。

そのため、洋食をスマートに食べることがとても

困難です。


料理を衣服にこぼしたり、皿の外に飛ばしたりと

さんざん恥ずかしい思いをしてきました。


フォークでサラダやパスタを食べるのも下手で、

表情には出さないけれど、内心は四苦八苦して

います。



その点、和食や中華料理は楽です。

箸だけは正しい持ち方ができるし、豆などの小さな

食材もうまくつかめます。


最近は、あらかじめ箸が置かれている店も多くある

ので、開き直って最初から箸を使うことにしています。


格好悪いですが、こぼしたりする心配がなく安心して

食事を楽しめます。


格式ばった洋食店に行く機会がないので、日本人

だから、箸さえうまく使えたらそれで十分だと思う

ことにしています。



しかし、ごくたまに箸で失敗するときもあります。

まき寿司は大丈夫なのですが、にぎり寿司が

大きすぎて、うまく食べられません。


それと、海老や蟹などもきれいに殻を外す

ことが出来ません。

ともすれば、自分で指を傷つけてしまいます。



グレープフルーツやオレンジ、キウイなどの

果物を横に切って、スプーンで食べることも

苦手です。


イライラするので、皮をむいてバラバラにして

から食べます。

お腹に入ったら、中身は一緒なので。



今さら矯正するのは難しいと思いますが、

手先が不器用だと何かと不便だと感じて

います。










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別れと出会い

一昨日と昨日に降り積もった春の大雪で、

久し振りに雪かきをしました。


水分を多く含んだ雪はずっしりと重くて、

思いがけず筋肉痛になりました。


大雪も今回で最後かなと考えつつ、

この春こそは浮き草のような状態に

別れを告げて、地に足の着いた、

もしくは地に足の届く状態に出会う

よう努力しようと、決意しました。



会社員をドロップアウトして、もうすぐ

5年が経とうとしています。


これまでそれ相応の努力はしてきた

つもりですが、なかなか実を結ぶには

至りませんでした。


浮き草状態が長くなると、抵抗力が

徐々に下がっていく感覚があります。


どうしたら良いのか。

手立てはあるのか。

このままで良いのか。


朝に晩にいつも考えているけれど、

思うようにいかない焦りばかりが

どんどん溜まっていきました。



私は冬の間、駐輪場に放置された

自転車のような存在です。


雪に埋もれて誰の目にも映ることなく

さびて傷んでいく自転車。


春の陽射しで少しずつ姿を現すと、

また風を切って走ることも出来ます。



社会的適応性の検査結果が出るまで、

自分自身のメンテナンスを怠らずに

やっておこうと思います。










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明け方の攻防

新しい薬が処方されて、一週間が経過しました。


ぽつんと小さい発疹(?)は、ごくたまにできる

吹き出物だったようで、自然に治りました。


薬が効いているのか、服薬の心理的効果による

ものなのか、落ち着きを取り戻しつつあります。


3月下旬に差し掛かったにも関わらず、本日は

雪が降り積もって寒い一日でした。


もう桜が咲いた地域もあるのに、北国では

春が足踏みしている状態です。



明け方、眠っていた私は同居犬から久々の

犬パンチ・ひっかき・なめまくり攻撃を受けて

目が覚めました。


時計を見るとまだ午前4時です。

「朝ごはんには、まだ早すぎるよ。」と無視して

眠ろうとしましたが、同居犬は諦めません。


少し時間を置いてから、合計3回も飯くれ攻撃

を受けて、さすがにくじけそうになりましたが、

無視し続けたのでやっと諦めました。


わがままを受け入れる訳には行きません。

一旦、気を許せば癖になってしまいます。


人間の年齢に例えると、私を追い抜いた

同居犬が食欲旺盛なのは嬉しいことです。


しかし、せがまれるまま食物を与えてしまうと

体重増加と共に、心臓病が悪化してしまいます。


ずっと元気でいて欲しいけれど、わがままは

困るし、いずれは別れが来ることを考えると

複雑な思いが押し寄せてきて、それきり明るく

なるまで眠れない私でした。










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「めぐり」に恵まれるために

昨日の記事で触れましたが、私の大腸の長さは他人の

倍あり、横行結腸がU字型に下垂していることが判明

しました。


医師によると、手術で無駄に長く下垂している腸を切って、

縫い合わせたところで、消化吸収や腸内環境が改善する

訳ではないので、痛い思いをするだけ損らしいです。


要するに体質だから仕方がないとのことです。

腸が長い分だけ消化吸収に時間がかかるのだろうか?

いつも何となくすっきりしないのはそのせいだったのか?

本当のところはよくわかりません。



ほかに、健康診断で思い出したことがあります。


私は血液の流れが遅いようで、採血に時間がかかります。

以前、採血後に血液が分離してしまったそうで、もう一度

採血しなおされました。

また痛い思いをしたので損した気分でした。


幼少期から血液のめぐりが良くないから、いつも手足が

冷たかったのだろうか?

母には、子どもらしく頬が赤く上気した顔を見たことがない

と言われました。

赤面恐怖で、幾度となく真っ赤になったことはありますが。



「体のめぐり」が良くないようですが、「脳のめぐり」もあまり

良くないと考えさせられる情報を得ました。


ジャーナリストの池上正樹さんの著書 : 講談社現代新書

『大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち』

の中で気になる文章を見つけました。


要約すると、

「ASDを持つ人たちは、デフォルトモードネットワークの

機能的連結が弱い傾向にある。」とのことです。


デフォルトモードネットワークとは、自分を省みることや

他人の思考を推測する際に使用される、社会活動に

関連する「内側前頭前野」と「後部帯状回」が中心的な

脳の領域間でのネットワークだそうです。



少し難解ですが、周囲の人の感情の動きを察知しづらい、

問いかけや同意を求める言葉にすぐ反応できないなど、

私の困り感にも深く関係しているように思います。



体も心もネガティブなことばかり綴ってしまいましたが、

(私にとっては)決定的な真実なのかは、定かでは

ありません。


引き続き改善する余地はないか、模索していこうと

思います。










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内視鏡は避けたい

先月下旬に受けたがん検診の結果が届きました。

4種類(胃・大腸・乳・子宮)の中で、精密検査が

必要となっていたのは、大腸だけでした。


私は思わず身震いしました。

それというのも、数年前に大腸内視鏡検査で

あまりにも不快な経験をしたからです。


がん検診で再検査が必要と診断された私は、

真面目に大腸内視鏡検査を受けました。

幸いにも、検査結果は異状なしでした。


結果は良しなのですが、検査準備から終了に

至るまでの過程が非常に辛かった記憶

あります。


検査前日から食事に注意し、絶食します。

当日の朝から、腸の中を空にする薬液を

数度に分けて大量に飲みます。


何度もトイレに行き、後半はトイレに留まり

続けたいと思うほど苦しい思いをして、腸を

空っぽにします。


指定された時間に病院に行って、看護師さん

に腸の中が空なのか確認されます。

とても恥ずかしいかったです。


確認が終わると、いよいよ内視鏡検査が

始まりました。


使い捨ての検査着に着替え、ベッドに横たわる

私の体内に侵入してきた内視鏡は、大きな異物

が這い回るような感覚をもたらし、気持ち悪さに

生きた心地がしませんでした。



検査後、医師からの説明がありました。

・ 私の大腸は、他人の倍の長さがある

・ 横行結腸は、大きくU字型に下垂している


だから内視鏡がスムーズに進まなくて、検査

時間が長くなったのでした。


あの気持ち悪さも、U字型に下垂している部分を

さかのぼる際の抵抗が大きかったと推定されます。

     横行結腸
       
大腸


私は、過去に一回だけ胃カメラ検査を受けました。

(胃バリウム検査の結果、再検査指示が出たため)

このときも、異状は見つかりませんでした。



面積・体積が小さい分、胃カメラの方がずっと

楽でした。



最近は精神的に不安定気味なので、できれば

内視鏡検査を回避したいと思っています。


もうすぐ年度替わりなので、新年度になったら

もう一度簡易検査を受けてみます。


それで同じように再検査を指示されたのなら、

覚悟を決めて受けようと思います。










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副作用か否か

先日の通院で新しく処方された薬を飲み始めて、

本日で3日目になります。


副作用で発疹が出るかもしれないと言われて

いましたが、今朝その発疹らしきものを発見

しました。


ぽつんと小さいものが1つだけ。

副作用なのか、たまに出る吹き出物なのか、

今のところ判断できません。


注意書きには、発疹に加えて高熱・倦怠感・

目の充血・唇のただれ・のどの痛みが出たら

ただちに服用をやめてくださいとあります。


他の症状はともかく、倦怠感は程度の差が

あるもののいつも感じているので、もう少し

服用を続けてみようかと思っています。


私は物心ついた頃から、気分爽快・元気

はつらつといった状態を経験したことが

ないので、何とも紛らわしいのです。



けちくさい話ですが、これまで服用していた

薬はジェネリック(後発)医薬品なので、薬価

が抑えられていましたが、新しく処方された

薬には後発医薬品がまだ存在しないため、

薬価が高いのです。


たくさん残っているので、もったいないと

いうのが正直な気持ちです。

服用で少しでも気分が安定するのなら、

それに越したことはないですから。


もちろん発疹が群発したり、その他の症状が

出たら、ただちに服用を止めて相談してみる

つもりです。



前回の記事でも綴りましたが、本当は服薬せずに

生活できるなら、早くそうなりたいものです。


でも、社交不安障害強迫性障害という長年

連れ添ってきた悪友たちと縁を切らない限りは、

かなり難しいと感じています。










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卒業の春

本日は通院日でした。

クリニックに向かう途中、卒業式帰りと思われる

はかま姿の女性2人とすれ違いました。


その若く艶やかな姿が印象的で、一瞬振り返って

後ろ姿を見送りました。

雪がはらりと舞い降りる寒さと少し強い風の中で、

それに負けないくらい輝いて見えました。


現代は、和服も袴もいろいろなバリエーションが

あり、サイズの取り揃えも幅広いのでしょう。

華やかで羨ましいなと思いました。



ずいぶんと前の話ですが、短大の卒業式に、

私もはかま姿で出席しました。


しかし大柄(170cm強)な私には和服の袖が

短くて、肘を曲げてごまかしていました。

確か矢がすり模様の和服でした。



それから社会に出て32年が経ちました。

すっかりおばさんになった私は、あの頃

よりずっと人生に疲れてしまいました。


当たり前ですが、社会に出てからの方が

辛くて苦しいことが多かったなとつくづく

感じています。



診察で、近頃気分の変調が激しいことを

訴えたら、薬が1種類追加になりました。

心の中で、ため息をつきました。


「私も薬から卒業したい!」と思っても、

いつになるやら想像も出来ません。


怖いもの見たさで服用を止めたらどうなるか、

観察したい気持ちもあるのですが、結局

自分を追い詰めるだけなので実行しません。


13年近く精神科の薬を服用し続けているの

だから、きっと離脱症状が出るでしょう。


万が一、何の罪もない同居犬をネグレクトして

しまったら可哀想だし、同じアパートの住人に

迷惑をかけてしまったら申し訳ないし・・・。


先月受けた社会的適応性を知るための検査

(5種類)の結果が早く出ないかなと、

ひたすら願ってしまうこの頃です。










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思い込んでしまう

振り返れば、私は幼い頃から「思い込み」を量産して、

作り出した「思い込み」で自らを振り回して、周囲に

迷惑をかける失敗を繰り返してきました。


失敗をしてから「思い込み」だったと気づくのですが、

その行動を取っている際は、他の選択肢の存在など

まったく頭から消えています。


人から指摘されて初めて、自分の行動の愚かさに

おののき、恥ずかしさで逃げ出したくなります。


心ならずも、人から「頑固だ。」とか「自分勝手だ。」と

言われるのは、懲りもせずに無意識に失敗を重ねて

しまう悪い癖が抜けないからでしょう。



小学校低学年頃、好奇心からインスタントコーヒーを

飲もうとして苦かったので、更に加えれば飲みやすく

なるかもしれないと思って、粉を大量に入れてしまい、

母から大目玉を食らいました。



小学校中学年頃、洗濯機に洗剤をたくさん入れれば

汚れがよく落ちると思って、洗剤を大量に使いこみ、

両親にきつく叱られました。



中学生になって、家にあったミシンで見よう見まねで

裁縫をしていたら、裁縫に詳しい叔母から操作の

誤りを指摘され、故障の原因になるかもしれないと

注意されました。



この悪癖は大人になってからも治らず、失敗の度に

自己嫌悪に陥るのでした。



転職に失敗した背景には、この「思い込みの激しさ」

が、原因の一つだったと考えられます。


私の中では、ある業務をする場合はこのようにする

というパターンが決まっていて、それは長く勤務した

企業での経験によって培われたものでした。


転職先には、その企業のやり方(別の方法)がある

ことが想像できず、周囲の人に質問することなく、

無意識に自分のパターンでやってしまいました。


その結果、周囲から注意と非難を浴びてしまいます。

どうしてやる前に気づかないのかが不思議で、悔しい

気持ちでいっぱいです。



私の「認知」は相当歪んでいます。

どう修正すれば効果的なのか、悩みは尽きません。










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理由なき陥没

本日は、天気が良くて青空に吸い込まれてしまいそうな、

春の訪れを感じさせてくれる穏やかな一日でした。


それなのに私は、時計の音だけが響く部屋に閉じこもり、

同居犬をなでながら、取りとめのない思いに浸りきって、

何をする気にもなれませんでした。


どうして?どうして?どうして?

何も落ち込む理由がないのに、押し寄せる雑念に支配

されるがままに、意欲がどこかに行ってしまいました。


このまま埋没した生活も悪くないかもしれないなんて、

否定的な空想が浮かぶ度に頭を横に振って、「いかん!」

と自分を鼓舞しようとしても、気分はすっきりしません。


この無気力感はどこから来るのでしょうか。

ときどき、このように理由のない陥没に襲われます。



無理に抵抗してもどうにもならないと、どこかで悟って

いるのですが、素直になりきれません。


しばらくしたら、きっと上向いてくるに違いないという

消極的な期待に、いつものように任せるしかないのです。



時間が経てば犬も私も空腹になり、犬はともかく私の

身体は意思に関係なく、食物を口にして生存しようと

します。


一人暮らしは誰も世話をしてくれないから、自分の

世話は自分でするしかありません。


当たり前だけれど、この必然性が私を無理やり

救ってくれているのだということに感謝します。



「こんな日がたまにあってもいいじゃない。大事な

ことは明日、気分が良くなってから考えよう。」と

自らに言い聞かせ、課題を先延ばしすることに

しました。


一時停止からなるべく早く復活できますように、

自己暗示を試みています。










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諦めも肝要

2年前の春、私は新たな道を歩むために

遺品整理士の資格を取得しました。


その前年末に、5度目の転職に失敗し

「事務系の正社員」としての就職を断念

しました。


40代のうちに生活を立て直す予定が狂い、

私は失意の底にいました。


違う道を模索する中で、「遺品整理」という

仕事に興味を抱きました。


亡くなった人の意思を尊重しつつも、遺族の

悲しみに寄り添い、思い出の品の供養や

家電などのリサイクル、不用品の的確な

処分などの手伝いを請け負う仕事です。


社会に奉仕することが出来て、やりがいも

あるに違いないと思い、一念発起して

勉強に励みました。



そして遺品整理も扱う小さなリサイクルショップで、

短時間のアルバイト(雑用係)として働き始めました。


しかし6度目の転職だったこの職場でも、私は仕事に

慣れるのが遅く、またもや人間関係のトラブルを起こし、

遺品整理の現場に一度も赴かずに、退職せざるをえま

せんでした。




あれから2年近くが過ぎ、遺品整理士認定協会から

先日、会員更新の案内が届きました。


私は資格を更新しないことにしました。

遺品整理士として公的な活動はできなくなります。


それでも構わないのです。

はっきり言って、私には向いていませんでした。



人の気持ちを推測できない私は、気配りどころか

場にそぐわない失言をしてしまうかもしれません。


基本的に共同作業なので、人と調子を合わせる

ことが苦手な私は、周囲を苛立たせる可能性が

高いと思われます。


時には孤立死やごみ屋敷といった現場に立ち会い、

平常心でいられるほどの精神力もありません。



きっぱりと諦めます。

しかし遺品整理の勉強をしたことは、後悔して

いません。



人間関係が希薄になりがちな現代社会の事情を

踏まえつつ、遺品の供養や処理に関する知識と、

自らの生き方や終活についても考えを巡らせる

ことが出来ました。


生業には繋がらなかったけれど、良い経験に

なったと思っています。











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