「みんな、やっている」と言われても

先日、「事務系」が適職でなかったかもしれないと

指摘を受けたことを綴りました。


それを裏付けるかのような記憶を想起しました。


私がそこそこの評価を得られていたのは、日常の

業務に習熟してから、人よりミスが少ないとか、

最後まで手を抜かずに仕上げることだったと

思います。


そして、最も苦手としていたことが単発の

イレギュラーな業務でした。

臨機応変を要求される典型的なパターン

です。



40歳に差し掛かる頃、2~3ヶ月に一度、

当番が回ってくる業務が始まりました。


定休日に出勤して、電話・FAX・WEBでの

取引データをPCに入力する等の業務でした。


電話・FAX・WEBが集中する時間帯があり、

それらをすべて処理しなければ帰れません。


私はパニックに陥りかけながら何とかこなす

のですが、いつも定時をオーバーしてしまい

ます。



その原因は、電話応対をしながらPC入力が

出来ないことでした。


クリックする程度のことはできますが、詳細な

データを同時に入力することが出来ません。


電話応対をしながら、メモを取ることはできます。


職場では隠していましたが、私には強迫性障害

の症状があり、入力したデータを確認しなければ

気が済まないところがありました。


まして、慣れない業務だとなおさら自信がないので

確認過剰になり、時間ばかりが過ぎていきます。



見かねた当番長の上司が手伝ってくれました。

電話応対をしながら、何のためらいもなくデータを

入力していきます。


ため息をつく私に、とどめを刺す一言が・・・。

「みんな、ちゃんとやっているんだぞ!」


それは十分、理解しております。

でも、できないのです。

どうしてできないのか、わかりません。


私は心の中で叫んでいたけれど、聴こえない

振りをして黙り込みました。


そうやって必死にこなした業務でも、翌日に

本来の担当者から問い合わせを受けたり、

誤りを追及されて、自己嫌悪のスパイラルに

沈みました。



私は、次第にイレギュラーな業務をこなさなければ

ならない日に対して、恐怖を抱くようになりました。


回を重ねても、業務に慣れることがなかなか

出来ませんでした。



このことは、私がうつ病を発症する要因の一つ

になったと考えられます。


当時の私は、発達障害自閉症スペクトラムという

症状については、何の知識もありませんでした。










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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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