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長くて短くて

政府の緊急事態宣言の解除を受けて、1ヶ月以上
続いた変則的な勤務態勢から通常勤務に戻った。


長いように感じたが、過ぎてしまえば短かった。
それより新型コロナウイルスとの戦いは、今後
いつまで続くのかわからないほど長い。


一歩外に出れば、感染の危険はどこにでも
潜んでいる。


油断は禁物だけれど私の場合、気にしすぎて
しまうことが予想されるので加減が難しい。


「適度に注意して行動する」を心掛けようと思う。




今月下旬、同居犬が亡くなって丸2年が経過した。
2年前なのに、昨日のことのように感じている。


遺骨と遺影、少しの花といつもよりちょっとだけ
リッチなおやつ。


いつも見守ってくれてありがとう。
キミのことはずっと忘れないよ。


今回の自粛生活を経験して、定職に就けず
Webワークと称して引きこもっていた2年間、
同居犬にどれだけ支えられていたかを改めて
実感した。


桜の花びらが舞い散る道を一緒に散歩しながら、
こんな年がずっと続くといいなと願ったけれど、
当然叶うはずもなかった。


同居犬が亡くなってから、胆振東部地震が起きた。
自室アパートの外壁補修工事があった。
夏の暑さが一層厳しくなってきた。
それから私は足首を骨折した。


もし生きながらえていたなら、心臓病を患う同居犬に
とって、地震と猛暑は大きなストレスだっただろう。


私に似てびびりな同居犬は、3階の窓に映る足場に
立った作業員の影に吠え続けたに違いない。


膝下から足の甲までギプスに覆われた私を怖がって、
離れてしまったかもしれない。
治療に3ヶ月半かかって、やっと骨折は完治した。


11年近く一緒に生活したけれど、楽しかったから
短く感じている。


キミの面影が残るこの部屋を、私は冬が来る前に
出て行くつもりでいる。


もちろんキミの思い出も一緒に連れて行くよ。
これからもよろしくね。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

心の慢性疾患

前回の記事で、「現在の精神科に通い始めてからずっと、
薬の処方の変化は無い。」と綴ったけれど、一時的に
薬の種類が増えたことはあったかもしれない。


しかし基本となる2種類の薬とその量は、ずっと変わる
ことがなかったと記憶している。


前回の診療の領収書を見ると、いつもとは違う記述があった。
医学管理等-慢性疾患の診療


何だかピンとこないのだが、私は慢性疾患の持ち主なのだった。
なかなか治らないうつ病を、「遷延性うつ病」と言うそうだ。


「うつ病」で障害者手帳を所持しているのだから、まさに
「遷延性うつ病=慢性疾患」ということになる。


緊急事態宣言の期間が長引いて、精神的に持ちこたえられるか
危惧していたのだけれど、低調ながらもどうにか生活している。


変則的に自宅待機になってからも、間に出勤日があるから
救われているのだと思う。


強迫性障害の確認強迫症状が激しくなるときもあるが、
いつしか元の状態に戻っている。



現在の精神科に転院する前にかかっていた主治医に
発達障害の可能性」について尋ねたところ、
「27年間も同一の会社で働くことができていたのだから、
発達障害ではない。」と言われた。


その言葉は正しかったと今になって思う。
私には発達障害と断定されるほどの濃い特性はない。


私は発達障害の傾向がある程度の人間にすぎない。
逆にグレーゾーン(自閉症スペクトラム)だからこそ、
長期勤続が可能だったと考えている。


周囲に適応しようと努力を重ねてきたが、社会経済の
変化により仕事の互換性やマルチタスクを求められた。


年齢を重ねると、それなりの指導力や決断力、調整力を
期待されるようになった。


息切れ寸前の39歳で初めて心療内科を受診した。
以来、休職や退職、3度の転院を経て現在に至る。


幼少期から集団生活が苦手だった。
小学校入学前から社交不安障害の兆候があった。
中学生頃から抑うつ傾向を自覚していた。
社会人になってからは、確認強迫症状が加わった。


ずっと自己肯定感を持てないまま生きてきたけれど、
50歳を過ぎて自分の正体がわかった頃を境に、
本当にメンタルダウンが起きそうなラインをおぼろげ
ながら想像できるようになった。


心の慢性疾患は小康状態にあり、これからも
うまく付き合っていきたいと考えている。




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ジャンル : 心と身体

取るに足らないこと

北海道の5月は一斉に花々が開くため、カラフルで楽しい。
桜、梅、チューリップ、水仙、タンポポ等。


人間社会はコロナ禍の影響が、ますます深刻化している。
リーマンショックを超える、世界恐慌以来の経済危機だという。


ストレスを減らす取り組みや工夫が報道されると、
「考案された方々はすごいなあ。」と
素直に尊敬の念を抱いてしまう。


私はというと、取るに足らないことで一喜一憂している。
想定外の事態への対応に時間がかかる特性は、変わらない。



整形外科で週に一回、骨折の経過を見る診療を受けていた。
しかし今回は病院側の事情で、受診できなかった。


その理由を説明されたが、すぐに理解が追いつかず
怪訝な顔をしてしまった。
私は聴覚による情報処理がうまくいかない傾向がある。


看護師さんが懇切丁寧に説明してくれたので、やっと
納得した。


看護師さんに悪気は無いとわかっているのだが、
声が大きくて語調が強い人はどうも苦手だ。


叱られているように感じてしまうのは、過去の経験を
容易に想起してしまうからだ。


受診できなかったので、そのままリハビリを受けてから
帰路についた。


その日は帰る途中で精神科に行く予定だった。
整形外科で受診できなかったので、1時間くらい
早く着いてしまった。


仕方がないので「診療時間まで待たせてください。」と
申し出たのだけれど、それは叶わなかった。


ちょっと考えたらコロナウイルス感染予防の対策だと
わかりそうなものだが、そのときは頭が回らなかった。


「同じ薬の継続でよろしければ、すぐできます。」と
言われて、精神科の診察が急に面倒くさくなった私は
薬だけ処方してもらって帰宅した。


現在の精神科に通い始めてからずっと、薬の処方の
変化は無い。


どうしようもないくらい落ち込んだら、電話をかけて
指示を仰ぎ出直せばいいと考えた。


精神科に通い続けて十数年、こんなことは初めてだった。
待ち時間が長くても、診察は受ける義務があると思っていた。
思っていたというより、受けなければ不安だったのだ。


帰宅してから不安と戦った。
自分の選択が正しかったのか、逡巡した。


骨折が完治していたなら、散歩をして待っていただろう。
緊急事態宣言が出ていなければ、近くの店に寄ることも
できただろう。


あるいは人待ち顔で佇んでいても、不審に思われないに
違いない。


ああもう、言い訳がましい。
済んでしまったことは、どうにもならないんだよ!
取るに足らないことで悩むな!
気にしすぎな自分が情けない。



そんなことがあった後日、帰宅途中の車内から
歩道を歩くキタキツネを見てしまった。


最初は犬だと思った。
しかし、首輪もリードも着けていない。
周囲に人はいない。
しかも、尻尾が独特の形をしている。


緊急事態宣言で人出が少ない街中を
悠々と歩いている。


キタキツネは、この状況をどう思っているのだろう。
人出が少ない訳がわかったとしても、
「そんなこと、知らねえよ。」とでも言いたげな姿だった。



人類の一人として、コロナ禍を憂い社会のルールを
守り、感染防止に努め生活の安定を願う。


でも周囲に誰もいないときは、植物や野生動物のように
「我関せず」の視点を、たまに持ってもよいのではないか
と思う。




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ジャンル : 心と身体

平常心

政府の「緊急事態宣言」の延長に伴い、私の通う職場でも
変則的な自宅待機が5月末まで延長されることになった。


残念だが、北海道の現状を考えるとやむを得ないと思う。
十分気をつけて過ごそう。


新型コロナウイルスが及ぼす影響について、身近なところから
北海道、日本、世界という順に、ミクロからマクロに思考が拡大
していく。


医療、福祉、文化、経済等さまざまな分野に波及していくだろう。
私たちの生活はどうなるのだろう。
考えているうちに、だんだんと悲観スパイラルに陥ってしまう。


いけない。まずい。
前向きにはなれなくても、せめて平常心を保ちたいと願う。


心をコロナウイルスに占領されないように、出勤するときは
仕事のことだけを、通院するときは治療のことだけを考える
ようにしよう。



左足首骨折の治療は、まだ終わらない。
医療用サポーターは入浴するときだけ外していた。
(睡眠時も装着していた)


これからは徐々に外す時間を延ばして、様子を見るそうだ。
とりあえずは、入浴時から翌朝の出勤時まで外しても良い
ことになった。


ギプスは着けるか外すしかない。
(自分で着脱不可能)


私は医療用サポーターも、ギプスのように一気に外れると
勝手に思っていた。
そしてその日を待ち望んでいた。


実際はそうではなかった。
自分で簡単に着脱可能だから、徐々にということらしい。


かかとから足首全体を覆っていた土色の肌は、骨折部位
付近を除いて元の肌色に戻った。


あともう少しだから、頑張って通院しよう。
そして自宅待機のときは、転居の下準備をしよう。



新型コロナウイルスと戦っておられる医療従事者の
みなさま、ありがとうございます。
早く事態が収束するよう祈るばかりです。




テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

とんぼ返り

北海道にも桜前線が到達する5月になった。
青い空に浮かぶ白い雲と心地よい風。
例年と変わらない春の景色。


緊急事態宣言で「ステイホーム」が叫ばれる中、
不安に駆られながらも帰省した。


目的は所有する車の冬タイヤから夏タイヤへの
交換と、高齢の両親とのつかの間の対話。



毎年春と秋にタイヤ交換を兼ねて帰省し、最短
一晩は泊まり交換済みのタイヤを預けておく。
長く続く習慣だ。


でも今年は事情が違う。
「新型コロナウイルスまん延防止のため、
不要不急の外出は自粛してください」と
表示された電光掲示板を何度も見た。


「やむを得ない用事で、終わったらすぐ帰る。」
首を振って、自分に言い聞かせた。


実家に到着し、窓越しに母に合図する。
家の中に入らないつもりだった。


「マスクするから大丈夫。」と言われて、
手洗いをしてから居間の反対側に
間を置いて座った。


互いに近況を話す。
両親の所属するサークル等の集まりも
中止になり、施設も休業しているそうだ。


楽しみは少なくなったが、父は自宅で食べる
野菜作り、母はナンプレと踏み台昇降をして
前向きに過ごしていた。


左足首骨折が完治していない私を気遣って、
タイヤ交換作業の大半を父がやってくれた。
私は離れて物を運んだだけだった。


「お盆になる頃にはゆっくりできるといいね。」と
言いながら、薄情な娘はそそくさと帰路につく。
滞在およそ2時間余り。


「オンライン帰省」が推奨されているけれど、
実家にネット環境は無い。


しばらくは電話する機会を増やそう。
できるのはそんなことくらいしか、思い浮かばない。




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