立ち尽くしていた

前回に引き続き、「発達障害者就労支援カリキュラム」の

一部を見学してきました。


前回は「作業マニュアル作成」というトレーニングで、

個人の筆記がメインのカリキュラムだったので、特に

緊張していませんでした。


しかし、今回は「対人技能」というトレーニングで、

発言を求められるカリキュラムでした。


私は見学しているだけなのに、みるみる肩に力が

入り、ガチガチに固まっていく感覚がありました。


過去に心臓の鼓動の高まりと赤面恐怖以外に、

自らの緊張度合いを意識できるバロメーターは

なかったのですが、今回ははっきりと意識でき

ました。


それだけに2年余りのブランクの影響は、想像

以上に大きいかもしれないと思いました。



見学の後、担当職員さんと話をしました。

私は、会社員時代のある出来事を

思い出していました。




ある朝、いつも通り出勤しました。


周囲の人に「おはようございます。」と言いながら、

社員玄関に入って靴を履きかえようとすると、

私の靴箱の前に上司が立っていました。


私は「おはようございます。」と言ったきり、何故か

ボーっと立ち尽くしてしまいました。


その上司は、誰かを待っているようでした。


「すみません(靴を履き替えたいので、どけてください)。」の

たった一言が、私の口からは出なかったのです。


上司は立ち尽くす私を不審に思ったようで、

気を利かせて移動してくれました。


「どうしたのかと思った。」と上司に言われて、

私はハッと我に返りました。


慌てて「すみません。」と上司に言って、

そそくさとその場を離れました。


私の心中は、朝からぽかをやらかした

後悔でいっぱいでした。


私はどうして他者の視点に立てないの

だろうと、情けなくなりました。




担当職員さんにその話をしたら、違う見解を

示されました。


他者の視点に立てないのではなくて、想定外の

出来事にとっさに対処できなかったのではないか、

とのことでした。


そうだったのか。

日常とほんの少し違っただけなのにね。


「そういうときは、『すみません。』と言うだけで

相手の方から質問してくれるから大丈夫です。」と、

言われました。


「すみません。」は、とっさの場合の万能Wordだと

肝に銘じておきます。










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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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Re: おはようございます

かなさん、コメントありがとうございます。

私は想定外の出来事でフリーズする場合の他にも、思考をすぐに適切な言葉に変換できなくてフリーズする場合があります。

それで誤解された経験も数知れず。


とりあえず「すみません。」というだけで、未然に防げる可能性は高いと思います。

おはようございます

突然の出来事、想定外の出来事。
私は朝のまだ完全にスイッチが入っていない状態のときと、アフターファイブで“公用の自分”を終えたあとは自分の世界に入るので、とっさの判断ができなくなったりします。

「すみません。」は、とっさの場合の万能Word・・・なるほど。
私も肝に銘じておきます。
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