ソーシャル・スキル

前々回の記事でも触れましたが、自閉症スペクトラムの傾向は

確かに認めるけれど、発達障害とは端的に断定されない私です。


主治医によると、その理由は一般的な対人対応ができている

からだそうです。


一般的な対人対応とは何かと、突き詰めて考えてみると

具体的には「相手も自分も傷つかずにお互いの意思や

主張を認め合う」ことだと思います。


これはあくまでも私の個人的な思考なので、違う見解を

お持ちの方もいるでしょう。


果たして、私は一般的な対人対応ができているのかどうか。

普段は寡黙な方なのに、一旦饒舌になると次第に話題が

ずれていく癖があるので、何とも言えません。


仮にできているとしたら、それは半世紀以上生きてきた中で

やっとのことで培った「消極的自己防衛法」ではないかと

感じています。


人見知りが強く、新しい環境に慣れるのが遅い私。


学校での集団生活がきゅうくつで、早く大人になりたいと

願っていたけれど、いざ大人になって社会生活が始まると

もっと目に見えない制約に縛られて、身動きできなくなって

しまいました。


私は想定外の問いかけや反応に対して、言葉が出てきません。

大抵の場合、言われるがままのフリーズ状態に陥ります。

ごくまれに反応できても、失敗の確率が高いようです。


受動的な私ですが、10代・20代の頃はそれなりに尖っていて

感情を爆発させたこともあります。

それによって相手も自分も傷つけました。


仕事にしても家事にしても、この場合はこのように進めることが

最適というようなパターンで覚えていくタイプなので、対人対応も

そのように覚えていったのだと考えられます。


覚えが遅くても、時間をかければ学習するものです。

他人との軋轢や摩擦を避けるため、後ろ指をさされないために

習得せざるを得ませんでした。


何故なら私は恐ろしく執念深いからです。

意図的に執念深い訳ではなくて、忘れようとしてもなかなか

記憶から消えてくれないので、忘れたい記憶を最初から

作らないための自己防衛法なのです。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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Re: No title

かなさん、コメントありがとうございます。

> おかげで発達障害とは思えないほどコミュニケーション能力は高いと評価していただいています。

うらやましいです。
私の場合、コミュニケーション能力が高いとは言えません。
「演出」が下手で、ところどころボロを出してしまいます。
そのため、小心者だと見抜かれやすいように思います。

この中途半端さ加減が、疲れの原因かもしれません。
社会生活を円滑に送るための手立ては、人それぞれだと感じています。

No title

「自己防衛法」、後天的に身につけたスキルですよね。
私も社会人になってから世間にもまれ、波風立てずに生きていくために培ってきました。
おかげで発達障害とは思えないほどコミュニケーション能力は高いと評価していただいています。
ただ、本来の自分と違う自分を演出しているため疲労が生半可じゃないというのが難点。
春待つねこやなぎさんも、そんなところでお疲れになったりしませんか?
生きづらい世の中ですが、無理をせずに生きていきましょう。
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