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幻の不安に怯える

北海道を襲った地震から一週間以上が過ぎた。

被害の詳細が明らかになるにつれて、私の心に住む
鬼(強迫性障害)が出てきて、不安を煽り立てる。

かつて私はこの鬼を追い出そうと懸命になっていた
のだが、そうすればするほど鬼の勢いが強くなった。

私は追い出すのを諦めて、「住んでいてもいいけれど
なるべくおとなしくしていてね。」と共存の道を選んだ。

居住権を与えられた鬼は心の片隅にじっとしていて、
ときどき存在感を示すように現れるが、以前ほど
悪さをしなくなっていた。


しかし地震の影響の深刻さに刺激されて、また
暴れるようになった。

被災したと言っても、私は停電のみで済んだ。
電気も復旧した。

生産や物流の関係で、食料品や日用品の一部が
手に入らない状況にはあるが、それも一時的なもので
改善に向かっている。


では何故、強迫性障害が酷くなったのか。
私は自分の防災意識を高めようと思った。
防災用品を揃え、防災の心得を身に着けようとした。

ふと、妙な考えが頭をかすめた。
災害は自宅にいるときだけに起こるとは限らない。
時と場所を選ばない。

公共交通機関や職場、街の中、車の運転中・・・。
今回は初秋だったが、真夏や真冬に起こるかもしれない。
そうなると熱中症や凍死の危険もある。

自分が行く先々へ防災用品を持って行くのは現実的に
無理だし、いざという時に適切・迅速に行動できるか
心もとない。

それが直面してもいない「幻の不安」となり、私を
強迫観念や強迫行為に駆り立てる。

些細なことを何度も確かめる。
気になりだしたら止まらない。

「幻の不安」という妄想によって、自分で自分の首を
締めている。
また悪い癖が出てしまった。

本当はわかっているのだ。
生きている以上、すべてのリスクが無くなるはずがないことを。

小心者は、つい「びくびくの種」を拾ってしまう。
その種を育てたところで、意味などないのに。


ここまで綴ってきて、少し気持ちが落ち着いてきた。
心の声を言葉にすると、客観的になれる気がする。

鬼はそのうちおとなしくなるだろう。
思い込みが激しいだけに、そう自分に暗示をかけて
乗り切っていきたい。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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Re: おはようございます

かなさん、コメントありがとうございます。

現在も多くの方が困難を抱えている中で、自分で自分を縛りつけて疲れてしまう私は本当に面倒くさい人間です。
呆れてしまいます。

「臨機応変」が苦手なので、思考が飛躍してしまうようです。
強迫性障害は症状を意識すればするほど強く出てしまうので、できるだけ他のことに注意を向けるようにすれば治まっていきます。
時間はかかりますが、仕方がありません。
マイペースで進みたいと思います。

おはようございます

震災の影響は大きいですね。
停電だけで済んだといっても、北海道ではまだライフラインが復旧していないところもあるのですから、本当に紙一重。
心に大きな不安を抱かれるのも無理はありません。

私も小心者ですので、福祉士さんから「極端に先の見えないものに対する不安が強いですね」と言われます。
怖くて怖くて、顔がこわばってしまいます。
でも、春待つねこやなぎさんと同じように書くことでその不安や恐怖が和らいでいるような・・・
敵の正体がはっきりするからでしょうか?

どうか早く、生活も心も日常に戻れますように。
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