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猪のような少年

新年、明けましておめでとうございます。
本年も心のままに綴っていきたいと思います。


年末は予定通り30日に帰省し、1月3日に自宅に戻ってきた。
4日(昨日)は出勤し、今日と明日は土日で休み。
カレンダー通りの日常が始まっている。


仕事を頑張り、年度末の3月には無事契約更新を迎えたい。

このことが一番の願いなのだが、私の心にさざ波を立てているのは
老いていく両親の様子と、師走になって増えてしまった気掛かりだ。

70代後半の両親は、服薬しつつも重大な病気ではない。
ただ、会う度に少しずつ体力が落ちてきていると感じる。
そのペースができるだけ遅くなることを祈るのみ。


師走になって増えてしまった気掛かり。
実は、今回の実家への往復には道連れがいた。

私には二人の甥(妹の子)がいるが、その兄の方だ。
私の運転する車に、上の甥を乗せてのドライブ。
私と甥との唯一の共通点は、同じ干支に生まれたこと。


幼少時からひょうひょうとしたところがある甥。
半月ほど前、彼が高校卒業を待たずに就職したことを
母から聞いて驚いた。

家を出て職場の近くで独り暮らしを始めたという。
住所がたまたま私と近かったので、帰省の際迎えに行った。


「学校という場所に俺は合わない人間だ。」と、彼は言う。
私も似たような気持ちを抱いていたから、共感できない訳ではない。

彼のごく自然な行動が、周囲からはみ出してしまうそうだ。

ところが、彼が事も無げに語る学校生活のエピソードには
驚きを通り越して、よくそんなことを思いつくものだという
感想を持たざるをえなかった。

もし私が先生だったら、お手上げもののやんちゃぶりだ。

保育園児のときに、保育士さんから「手に負えません。」と
言われたことがある彼。
そのまま大きくなってしまったんだね。

妹夫婦が、彼に厳しく接する訳もわかるような気がする。


幸い理解のある方が紹介してくれた職場で、戸惑いつつも
生き生きと働いている様子だった。
技術を身に着けたいと夢を語っていた。


私は彼の母親でも祖母でもない、伯母にすぎないから
見守ることしかできない。

どうかこのまま続きますように。
怪我をしませんように。


「キミの名付け親を守ってください。」
自室にある同居犬の遺影に、今日も話しかけている。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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