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ひきこもり指向性

「ひきこもり」という言葉はずっと前からあったけれど、
今年になってから「青少年のひきこもり」から「大人の
ひきこもり」、そして「ひきこもりの長期化」が耳目を
集めるようになった。


「青少年のひきこもり」が長期化すると「大人のひきこもり」に
なり、ひいては「7040問題」とか「8050問題」と言われるように
高齢になった親とひきこもる子との共倒れが心配される事態と
なる。


そうなるとひきこもる子のきょうだいや親戚にも影響が及ぶ
と推測され、避けては通れない社会的な問題だ。


ひきこもる人を非難するのは簡単だけれど、何の解決にも
ならない。


家族間の感情の行き違いも多いのではないか。
親きょうだいとはいえ、それぞれ別の人格だ。


どうしても合わない部分が出てくるのは仕方がないけれど、
努力して妥協点を見つけてほしい。


ひきこもりになりたくてなった人などいないと思う。
ひきこもっている状態は同じでも、原因はさまざまだ。


なかでも人間関係に疲弊してしまった人が多いように
考える。



仮に同年代で同じような家庭環境で育ち、同じような
社会的環境に身を置いている人が二人いるとする。


その二人にほぼ同時期に、ひきこもりの原因となり得る
事態が起きてしまったとしたら・・・。


結果、二人のうち一人だけがひきこもってしまった。
どうかひきこもってしまった人を責めないでほしい。
もう一人と比べないでほしい。



もし「ひきこもり指向性」という言葉があるとしたら、
私はひきこもり指向性が強い人間だと思う。


3歳の春に入れられた保育園から隙を見て脱走し、
歩いて自宅に帰った。
そのまま5歳になるまで自宅で過ごした。


5歳になるまでの記憶ははっきりしない。
しばらくして弟が生まれ、平穏な日々だったと思う。


5歳になって義務として登園するも、馴染めずに
場面緘黙だった。


脱走当時、家庭(両親と祖母)と保育園との間で
どのような話がされたかは知らない。


― これは想像に過ぎないのだが ―
幼児は往々にして自己中心的だから、また脱走を
企てるかもしれない。
そうなると責任の所在はどうなるのか。


― あのとき保育園に戻されていたら ―
私自身もわからない。
また脱走を試みるかもしれないし、諦めたかもしれない。



私見だが、生来の気質を自分の意思でコントロールするのは
相当難しいのではないか。


私がひきこもりになった可能性、これからなる可能性、
どちらも否定できない。


昨年2月に運良く就職できたからよいものの無職の
生活が続いた場合、いつか蓄えが尽き果て同居犬
に既に先立たれたいま、心が折れていただろう。


明日、何が起きるかわからない。
ひきこもりは決して他人事ではない。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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