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取るに足らないこと

北海道の5月は一斉に花々が開くため、カラフルで楽しい。
桜、梅、チューリップ、水仙、タンポポ等。


人間社会はコロナ禍の影響が、ますます深刻化している。
リーマンショックを超える、世界恐慌以来の経済危機だという。


ストレスを減らす取り組みや工夫が報道されると、
「考案された方々はすごいなあ。」と
素直に尊敬の念を抱いてしまう。


私はというと、取るに足らないことで一喜一憂している。
想定外の事態への対応に時間がかかる特性は、変わらない。



整形外科で週に一回、骨折の経過を見る診療を受けていた。
しかし今回は病院側の事情で、受診できなかった。


その理由を説明されたが、すぐに理解が追いつかず
怪訝な顔をしてしまった。
私は聴覚による情報処理がうまくいかない傾向がある。


看護師さんが懇切丁寧に説明してくれたので、やっと
納得した。


看護師さんに悪気は無いとわかっているのだが、
声が大きくて語調が強い人はどうも苦手だ。


叱られているように感じてしまうのは、過去の経験を
容易に想起してしまうからだ。


受診できなかったので、そのままリハビリを受けてから
帰路についた。


その日は帰る途中で精神科に行く予定だった。
整形外科で受診できなかったので、1時間くらい
早く着いてしまった。


仕方がないので「診療時間まで待たせてください。」と
申し出たのだけれど、それは叶わなかった。


ちょっと考えたらコロナウイルス感染予防の対策だと
わかりそうなものだが、そのときは頭が回らなかった。


「同じ薬の継続でよろしければ、すぐできます。」と
言われて、精神科の診察が急に面倒くさくなった私は
薬だけ処方してもらって帰宅した。


現在の精神科に通い始めてからずっと、薬の処方の
変化は無い。


どうしようもないくらい落ち込んだら、電話をかけて
指示を仰ぎ出直せばいいと考えた。


精神科に通い続けて十数年、こんなことは初めてだった。
待ち時間が長くても、診察は受ける義務があると思っていた。
思っていたというより、受けなければ不安だったのだ。


帰宅してから不安と戦った。
自分の選択が正しかったのか、逡巡した。


骨折が完治していたなら、散歩をして待っていただろう。
緊急事態宣言が出ていなければ、近くの店に寄ることも
できただろう。


あるいは人待ち顔で佇んでいても、不審に思われないに
違いない。


ああもう、言い訳がましい。
済んでしまったことは、どうにもならないんだよ!
取るに足らないことで悩むな!
気にしすぎな自分が情けない。



そんなことがあった後日、帰宅途中の車内から
歩道を歩くキタキツネを見てしまった。


最初は犬だと思った。
しかし、首輪もリードも着けていない。
周囲に人はいない。
しかも、尻尾が独特の形をしている。


緊急事態宣言で人出が少ない街中を
悠々と歩いている。


キタキツネは、この状況をどう思っているのだろう。
人出が少ない訳がわかったとしても、
「そんなこと、知らねえよ。」とでも言いたげな姿だった。



人類の一人として、コロナ禍を憂い社会のルールを
守り、感染防止に努め生活の安定を願う。


でも周囲に誰もいないときは、植物や野生動物のように
「我関せず」の視点を、たまに持ってもよいのではないか
と思う。




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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