追い越されたけれど

先の日曜日に同居犬(チワワ・♂)は、初めて動物病院に

お泊り(入院)し、月曜日に帰ってきました。


もうすぐ11歳(人間の年齢では還暦)になる同居犬は、

心臓病を患ってから4年が経ちました。


聞き慣れない激しい咳の音に私が目を覚ますと、同居犬が

パタリと横に倒れてしまいました。


驚いて抱きかかえて様子をみると、疲れているようです。

私は混乱してどうしたものかと思案していたところ、

再び咳き込みました。


病院に連れて行くと、診断は心臓病の悪化により

肺に水が溜まっている状態(肺水腫)とのこと。


肺水腫が治るまで帰宅させられないと聞き、

頷くしかありませんでした。



獣医さんによると、人間の心臓の大きさは

その人の握りこぶし程度だそうです。


それから考えると、チワワ(体重3kg)の心臓は

人間の手の親指程度らしいです。


心臓の弁の一つが閉じなくなって、血液が

逆流してしまう僧帽弁閉鎖不全症。

手術による治療はできないようです。


発症当時は薬が1種類だけでしたが徐々に

進行し、現在は3種類服用させています。


幸い翌日には快復し、仕事帰りに迎えに

行きました。

同居犬はケロリとして、食欲も旺盛なので

安心しました。


これからは3種類目の薬を、倍増しで服用

させることになりました。



この犬と暮らして10年以上。

喜怒哀楽を共にしてきました。


片手に乗る子犬だったのに、私の年齢を追い越して

その差は広がっていくばかりです。


私が就労を諦めずに済んだのは、同居犬と離れたく

なかったことも一因です。


私が経済的破たんに陥ってしまったら、いまどき

病気の犬の面倒を見てくれるような奇特な人は、

まずいないでしょう。


体は小さいけれど、大きな存在。

できるだけ長く、一緒に時を重ねていきたいと

切に願っています。




テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
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はるばる感

ゴールデンウィークが終わって、新年度もだいぶ

落ち着いてきた頃でしょうか。


4月まで公共交通機関での通勤を続けていましたが、

5月から自動車通勤に切り替えました。


当初は4月からの切り替えを検討していましたが、

雪が融けても不安定な天候が続く場合がある、

新年度の慌ただしさに慣れていない等で、1ヶ月間

遅らせました。


通勤時間の短縮を期待していましたが、実際に運転

してみると天候や混雑具合、工事等の事情により、

15分程度しか変わりません。


自動車通勤でも1時間以上かかります。


公共交通機関でも自動車でも毎日の往復で、

「はるばるやってきた。」「はるばる帰ってきた。」

という感覚があります。


通勤ラッシュの人に疲れるか、運転に疲れるか。

結局のところ、二者択一しかないのです。



幸いなことに、私にとって現在の職場と仕事は

ほぼ理想に近く、勤め続けたいと思っています。


この願いを叶えるためには、長距離通勤くらい

なんのその。

と言いたいところだけれど、それなりに疲れます。



通勤時に冬でも汗を滴らせている私は、夏季には

相当な量の汗をかくと予想されます。

その点、エアコンがある車内は快適です。


ただ公共交通機関のように、乗ってしまえば何とか

なる訳ではなく、当然ですが注意義務が発生します。

注意散漫・眠気防止のために、ガムを噛んでいます。


運転歴は長いけれど、運転技術はさっぱり上達して

いない私は、11月には公共交通機関による通勤に

再び切り替える予定です。


冬は歩いて体力向上、夏はガムを噛んで体内から

の健康向上と割り切って、続けていきたいと思います。


習慣になれば、あまり気にならなくなるかもしれないと、

少しだけ期待しています。




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遠回りしたからこそ

ゴールデンウィーク後半、ぐずつき気味の空を仰ぎながら

帰省の途につきました。


正月以来の帰省ですが、天気とは裏腹に私の心は

充実していました。


電話で時折報告していたけれど、就職が決まったこと・

就労を始めたこと・独り立ちしたこと・勤続できそうなことを

両親に詳しく話しました。


このような話ができる機会を両親も私も、ずっとずっと

待ち望んでいました。


「今度こそは・・・。」と言い続けて5年10ヶ月。

失敗を重ねて、図らずも大きな遠回りをしてしまいました。


遠回りをしたからこそ、現在の状況がひとしお喜ばしく、

見守ってくれた人・支えてくれた人に対する感謝の気持ちが

湧いてきます。


遠回りは無駄なことではなかった。

試練は私に本質を気づかせ、成長させてくれました。


後から帰省した妹に、「表情が明るくなった。」と言われて

何だか照れてしまいました。


就労を諦めないで良かった。

今回の帰省を良い思い出として記憶しよう。

そして明日からの生活に役立てていこうと、改めて思いました。




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ソーシャル・スキル

前々回の記事でも触れましたが、自閉症スペクトラムの傾向は

確かに認めるけれど、発達障害とは端的に断定されない私です。


主治医によると、その理由は一般的な対人対応ができている

からだそうです。


一般的な対人対応とは何かと、突き詰めて考えてみると

具体的には「相手も自分も傷つかずにお互いの意思や

主張を認め合う」ことだと思います。


これはあくまでも私の個人的な思考なので、違う見解を

お持ちの方もいるでしょう。


果たして、私は一般的な対人対応ができているのかどうか。

普段は寡黙な方なのに、一旦饒舌になると次第に話題が

ずれていく癖があるので、何とも言えません。


仮にできているとしたら、それは半世紀以上生きてきた中で

やっとのことで培った「消極的自己防衛法」ではないかと

感じています。


人見知りが強く、新しい環境に慣れるのが遅い私。


学校での集団生活がきゅうくつで、早く大人になりたいと

願っていたけれど、いざ大人になって社会生活が始まると

もっと目に見えない制約に縛られて、身動きできなくなって

しまいました。


私は想定外の問いかけや反応に対して、言葉が出てきません。

大抵の場合、言われるがままのフリーズ状態に陥ります。

ごくまれに反応できても、失敗の確率が高いようです。


受動的な私ですが、10代・20代の頃はそれなりに尖っていて

感情を爆発させたこともあります。

それによって相手も自分も傷つけました。


仕事にしても家事にしても、この場合はこのように進めることが

最適というようなパターンで覚えていくタイプなので、対人対応も

そのように覚えていったのだと考えられます。


覚えが遅くても、時間をかければ学習するものです。

他人との軋轢や摩擦を避けるため、後ろ指をさされないために

習得せざるを得ませんでした。


何故なら私は恐ろしく執念深いからです。

意図的に執念深い訳ではなくて、忘れようとしてもなかなか

記憶から消えてくれないので、忘れたい記憶を最初から

作らないための自己防衛法なのです。




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猛犬注意!

先頃、居住しているアパートの防火設備法定点検が

実施されました。


定期的に行なわれる防火設備やガス機器等の点検には、

有給休暇を取って必ず在室するようにしていました。


「不在の場合は、管理会社立ち合いのもとに入室させて

いただきます。」


このように注意書きがされていて、不在の間に入室される

のは仕方がないとしても、気分がいいものではありません。


今回の連絡が郵便受けに入っていたとき、ほとほと

困り果てました。

就労して日が浅いので、そう簡単に休みが取れる

はずがないからです。


この状況を回避するために、点検を請け負った業者に

電話をかけました。


「室内には高齢に差し掛かったチワワが一頭おり、警戒心が

非常に強いので吠えまくり噛みつくかもしれません。チワワは

心臓病を抱えており、興奮すると具合が悪くなるかもしれません。」


犬を口実に、何とか点検日をずらしてもらおうという作戦でした。


すると用意していた口実を言い終わらないうちに、

「それでは公共部分の点検だけにして、入室は

しないことにします。」

と、いとも簡単に了承してもらえました。


入室を免れてほっとしました。

交渉してみるものですね。


犬を口実にしましたが、満更うそでもありません。

同居犬は私に似て小心者なので、私がいない間に

見知らぬ人が入ってきたら、きっとパニックに陥る

でしょう。


できるだけ長生きしてもらいたいので、そのような

機会はこれからも避けていきたいと考えています。




30代前半、私にとって自室は「聖域」でした。

過度の確認癖が強迫性障害だと気づいていながら、

受診する勇気が持てずに、いつもピリピリとして

室内の物の位置等に異常なこだわりを持っていました。


現在は違いますが、その頃は家族や友人さえも

自室に入れたくなかった時期でした。


ある時、翌日の結婚式出席のために両親が

私のアパートにやってきました。


父は親戚の家に泊まることになり、母は私のところに

泊まりたいとのことでした。


自分以外に部屋の物を触られたり、動かされたりするのが

耐えられないと思い込み、母の申し出をあれこれ理由を

つけて断りました。


母は悲しそうな表情をしました。

なんて薄情な仕打ちをしてしまったのだろうと、

申し訳ない気持ちでいっぱいです。


母は覚えていないかもしれないけれど、何かの折に

そのときの話になったら、誠意をもって謝りたいと

思っています。




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